今回はWordPressでブログをゼロから始めたい方、始めてまだ間もない初心者の方向けに「WordPressテーマ(テンプレート)」を、迷わずに選べるポイントを詳しくお話していきます。
こんにちは。WordPressテーマ研究家SHINです。
WordPressテーマの数が多過ぎて、どのテーマにしようか迷ってしまう・・WordPressテーマはディレクトリだけでも約4,000ものテーマが存在しますし、その他有料テーマも含めたら大変な数ですよね。
そこで、テーマを選ぶポイントは以下3つのカテゴリに絞っていきます。
テーマ選びのポイント
- 無料テーマか?有料テーマか?
- 国産テーマか?海外テーマか?
- これから始める(始めている)ウェブサイトは「何を優先すべきか?」
この3つのチェックポイントで、あなたが理想とするWordPressテーマを選んでいきましょう。
ではそれぞれポイントについて見ていきます。
無料テーマと有料テーマの選択肢
無料テーマと有料テーマでは当然「費用」に違いがあり、パフォーマンスや機能面、デザインにおいて基本的に「有料テーマ」の方が上であることが多いです。
では「有料テーマにすべきか?」というのは、一概にYesではないです。
パフォーマンスや機能面については、無料テーマでも有料テーマを凌ぐすばらしいテーマも存在しますし、WordPressをゼロから始める方であれば、むしろ「無料テーマ」から始めても良いという考えがあります。
つまり優秀な無料テーマを使いながら、WordPessに慣れる・記事執筆スキルを磨く・デザインやカスタマイズや機能を学ぶ・・・これらの目的を消化してから有料テーマに移行するのもありです。
詳しくはこちらの記事を参考になさってみてください。
WordPressゼロから始める初心者におすすめする無料テーマ5選
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一方で、ブログを本気で収益化したいと考えているのであれば「有料テーマ一択」です。
SEOに有利な内部構造、デフォルトからほぼ完成されたデザイン、多種多様なショートコードタグで記事装飾のクオリティーが高いなどに差があり、優秀な有料テーマであれば、無料テーマでは到底足元に及ばないほど圧倒的なパフォーマンス力があります。
もちろん収益化スピードにも差があります。
そこで結論、無料テーマと有料テーマを選ぶポイントは2つ。
無料テーマか有料テーマを選ぶポイント
- 優秀な無料テーマでWordPressの基本のキを学んでから有料テーマに移行する。
- 本腰を入れてWordPressを始める覚悟があれば有料テーマを選ぶ。
WordPressを始めた当初、僕は「無料テーマ」から始めました。
そこでWordPressに慣れ始めたころ、有料テーマと比較してスペックに大きな違いがあること、カスタマイズが容易であり、テーマで使える機能が多いという3つの利点で有料テーマに切り替えました。
有料テーマでは、多少の知識さえあれば自由にデザインをカスタマイズ出来たり、コレもできるアレもできるといった機能も多く、無料テーマを使っていた頃に比べて圧倒的な「時短」になった記憶があります。
ですので、もちろん有料テーマから始めることも"アリ"です。ただ初心者レベルにあったテーマを選ばないと、本来優先すべき記事を書くことすら時間がかかってしまうので注意が必要です。
WordPress初心者の方におすすめできる有料テーマは、こちらで詳しく書いていますので参考になさってください。
【2019殿堂入り】爆発的人気を誇るWordPress有料テーマ6選
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WordPressテーマ国産を選ぶべき?それとも海外製?
WordPressテーマには、日本語完全対応である「国産テーマ」と英語対応の「海外テーマ」があります。海外製にもすばらしいテーマは数多くありますけど・・・
この選択においては、初心者であれば躊躇なく「日本製国産テーマ」を選びましょう。
理由は以下4つです。
国産テーマにすべき理由
- テーマの解説や使い方など英語中心であると、言語問題による消化時間に大きな弊害があること。
- サポートフォーラムなどの会話では9割「英語」なので、翻訳は出来ても発信に時間がかかること。
- 国産テーマと比較して機能性・操作性・デザイン・フォントが異なるので慣れるまでが大変であること。
- 日本人向けに発信するブログであれば、デザイン面で国産テーマに馴染んでいること。
実は、海外製テーマの方が高性能で圧倒的なパフォーマンスを持っています。しかも有料テーマで言えば、国産よりも安い(1テーマ約6千円前後が相場)。
ただし、いかんせん「言葉の壁」が時間を食い荒らします(笑)
すでにWordPressに慣れており、英語力がある。
海外向けウェブサイト用にテーマを探している。
このスキルと理由があるなら海外テーマを選ぶこともありです。逆にどちらにも属さないのであれば、国産テーマを選びましょう。
WordPressテーマを選ぶチェックポイント5項目
WordPress初心者の方がテーマを選ぶ上で「何をポイントにすべきか?」が非常に重要です。ここが一番の肝ですね。
テーマ選びをチェックする前に
テーマ×ブログのイメージが湧き取捨選択ができるように、事前に「どういったブログにするのか?(であるのか?)」を決めておきましょう。
理想的なデザインでテーマを選ぶ
ブログが「どういったジャンルであるのか?」というのが一つポイント。
サンプルとして、こちらの一覧表を例に見てください。
ブログ | 理想的なデザイン | 特徴やパフォーマンス |
旅行・料理・ペット | 写真を中心にコンテンツをアピールできるデザイン | 1カラム・2カラムデザインで表示速度の速いテーマ |
雑記・ポータル・VOD | メニュー機能が豊富でデザインが柔軟である | デザインのカスタマイズ機能が多いテーマ |
転職・車販売・ふるさと納税 | コーポレートサイトに合うスタイリッシュデザイン | カラムが豊富・TELやMAPが挿入表示できるテーマ |
あくまで私見的なテーマ選びの例ですけど、ブログのジャンルにマッチングしたデザインでチョイスすると、より専門的なデザインに仕上がりますし運営するモチベーションも上がりますからね。
また、こういったジャンルのブログやウェブサイトデザインをいろいろ散見することもおすすめです。検索エンジンから「旅行 ブログ」や「料理 ブログ」など○○(ジャンル名)+ブログで検索してみるとたくさんヒットします。
そこで「このデザインテーマ良いな!」と思ったら、サイトURLを入力するだけで使用しているテーマが分かるツールWordPress Theme Searchを使って、テーマデザインを参考にするのもおすすめです。
ポイントは「このデザインかっこいい!」だけで選ぶのではなく、ブログジャンルに合わせてイメージングした直感的なデザインで選びましょう。
マニュアルやWeb上に情報があるテーマを選ぶ
WordPressテーマをダウンロードしてから、まず確認したいのが「テーマのマニュアルサイト(ページ)」ですよね。
事前にどういった機能があったりデザインが用意されていても、使い方が分からないとテーマ本来のパフォーマンスを発揮できませんし、微調整などのカスタマイズに大変な時間がかかってしまいます。
ですので、テーマを決める前は基本的な操作やセッティング・機能・カスタマイズが確認できるサイト(ページ)や資料があるかチェックすることが大事です。
さらにテーマユーザー同士のフォーラムや掲示板があると非常に便利。
もう一つは、Web上に選んだテーマの情報が多くインデックスされているかチェックするのもポイントです。
テーマ公式ページにはないトラブル解消情報やオリジナルなカスタマイズ情報、個々オリジナルなブログデザインなどの情報が多ければ多いほど、テーマをよりうまく使いこなす引き出しが増えていきます。
ただこのポイントに関しては、しっかりとテーママニュアルがあれば問題視することでもないので、「あったらいいな」くらいのポイントにしておきましょう。
レスポンシブ対応のテーマを選ぶ
現行のWordpressテーマは、"レスポンシブが当たり前"と言っていいほど実装しているテーマなので安心してください・・と言いたいところですけど、中にはレスポンシブ未対応のテーマも存在します。
レスポンシブ未対応で非常にイタイのが、PC画面をスマホ表示されてしまうところです。テキストも画像も非常に小さく見えずらいので、ピンチアウト(拡大)しないと確認できない致命的なデメリットがあります。
他にもサイズの大きい画像がはみ出して表示されたり、デザインやレイアウトが各デバイス(PC、タブレット、モバイル)で崩れることもあります。
今やPC以上にモバイル市場が急速に増えているので、テーマがレスポンシブ対応というのは「絶対条件」と思ってください。
そこで、レスポンシブ未対応の可能性として高いのは「古い旧式のテーマ」であったり「あまり名の知れていない無料テーマ」ですね。
デザインや機能面を考慮すれば、古いテーマを使うことはないと思いますので、注意したいのは「無料テーマ」です。わりと新しいテーマであってもレスポンシブでないことがあるので注意です。
テーマがレスポンシブ対応であるか調べる簡単な方法は3つ。
レスポンシブ対応チェック方法
- テーマ公式サイトでレスポンシブ対応であるかチェック。
- デモサイトを各デバイス(PC、タブレット、モバイル)で表示をチェック。
- PC画面でGoogle chromeの「デペロッパーツール」を使って各デバイス表示をチェック。
この点でしっかり確認してきましょう。
カスタマイズが容易なテーマを選ぶ
特にWordPressでは右も左も分からない初心者の方は、この点を非常に重要視しておきたいところです。
どういった点でカスタマイズが容易であるか判断するには・・・
カスタマイズが容易なテーマ
ウィジェット数が多い。
カラーやデザイン、機能設定が多い。
この2点だけです。
ウィジェットは、ブログ内のあらゆるブロックへ指定した広告・記事・動画・SNSボタンなどを好きなようにいくらでも設置できるので、ウィジェット数が多ければカスタマイズ性は大きく上がります。
またカラー・デザイン・機能などの設定は、クリックだけで変更できることが殆どなので、言うまでもなくカスタマイズ性は高く容易化します。
カスタマイズが容易なテーマ判断は、この2つを見ていきましょう。
SEO対策に最適化されたテーマを選ぶ
WordPress初心者の方でも、一度は聞いたことがある「Search Engine Optimization」です。
何だかすごくハイクオリティーなテーマという印象を持ちますよね。でも本来のSEOと言うのは「姿かたちのないモノ」であって、ハッキリとした回答がない曖昧なものです。
SEO本題の話をするわけではないので、この辺にしておいて・・・(笑)
WordPressテーマがSEO対策として最適化されたSEOに有利である機能を実装しているテーマを選んでいきます。
SEOに有利なテーマ機能
- 表示速度が速いテーマ
- モバイルフレンドリーであるテーマ
- パンくずリストを搭載しているテーマ
- AMP対応であるテーマ
- 機能豊富でプラグイン不要なテーマ
この辺りの機能を実装しているテーマは、いわゆる「SEOに最適化されたテーマ」と太鼓判を押せますね。
公式サイトの「テーマ機能紹介」を参考にしてチェックしておきましょう。
まとめ
WordPressテーマを選ぶポイントをまとめておきます。
テーマを選ぶ5大ポイント
- 理想的なデザインでテーマを選ぶ
- マニュアルやWeb上に情報があるテーマを選ぶ
- レスポンシブ対応のテーマを選ぶ
- カスタマイズが容易なテーマを選ぶ
- SEO対策に最適化されたテーマを選ぶ
このチェックポイントを優先した上で「無料テーマ・有料テーマ」を選択し、さらに「国産テーマ・海外テーマ」を選択すると、理想とする至高のテーマを選びやすいです。
まずは「このテーマ良いな!」というリストアップしたものをチェックポイントのフィルターにかけていき、一番評価の高いテーマを選べばOK。
一番理想とするテーマを選んでいきましょう。