WordPressテーマは本来圧倒的な作業時短のため「有料テーマ」をおすすめしています。ただWordPressを初めて使う初心者の方には、むしろ慣れるまで有料テーマ並みの優秀な「無料テーマ」をおすすめします。
そこで今回最新版として、WordPressで使う無料テーマでも圧倒的と言える優秀な無料テーマのみを厳選してご紹介していきます。
こんにちは。WordPressテーマ研究家SHINです。
WordPressで無料テーマを探している方の多くは・・
WordPressを初めて使う、もしくはWordPressでブログを運営しているもののデザインや機能に不満があって、もっと良い無料テーマを探し求めている。この2つの理由が多いのではないでしょうか。
であれば、これから厳選して紹介する優秀な無料テーマを参考にされてください。
優秀な無料テーマ厳選ポイント
マネタイズ(収益化)で実績を上げている方も使用するほどしっかり作られているテーマ
WordPress初心者でも安心して使える国産で難易度の低い優しいテーマ
多くのカスタマイズを必要としない最初から出来上がっているテーマ
知名度があり、ウェブ上にテーマ情報(使い方やカスタマイズなど)が多いテーマ
デザインや機能面では他多数ある無料テーマを超える優秀なテーマ
この5つのポイントを抑えた無料テーマのみをご紹介していきます。無料テーマがたくさんある中、迷わず今からご紹介する「4つ」から選べば間違いないです。
ではさっそくご紹介していきます。
Luxeritas(ルクセリタス)
テーマの特徴
- 徹底的にページ表示速度の高速化にこだわっているテーマ
- SEO最適化に準じた丁寧に作られたテーマ設計
- シンプルで柔らかい優しいデザイン
表示速度高速化にフォーカスしたら最強テーマ
Luxeritas(ルクセリタス)最大の特徴は、無料テーマでは類を見ない「表示速度高速化を代表とするテーマ」です。
その一つとして、全てのページに対して「AMP対応ページに設定」できること。
AMPとは・・
GoogleとTwitterが協同でオープンソースプロジェクトとして立ち上げ、ユーザービリティ向上の一環として「すべてのコンテンツページの表示速度を遅延させてはいけない」という理念でモバイル(スマホ)で閲覧するページを高速化させる手法です。
「モバイルでの表示」という限定的な部分はあるものの、表示速度は一瞬。重いメディア画像、動画、GIFファイルなども一瞬にして表示します。ホントに「えっ?」レベルです(笑)
ページ訪問者へのユーザービリティを配慮し、尚且つGoogleからも高い評価を得られるのがAMPページ。表示速度に悪影響を及ぼすプラグインも使用していないため、徹底した表示速度へのこだわりを感じます。
SEOに最適化された設計テーマ
Luxeritas(ルクセリタス)の2つ目の魅力は「SEOに最適化されたテーマ設計」にあります。
サイト監査元:lighthouse
見事に「100」という満点スコアを叩き出します。
テーマ設計にあるタイトルタグやメタディスクリプション、alt属性、クローラーが理解しやすいテキスト形式などあらゆるSEO対策に対応したテーマづくりに徹しています。
一つひとつの項目をSEO最適化に基づいた設計でないとこの数値は出ませんので、いかに丁寧にテーマ設計されているかが分かります。
参考ページLuxeritas(ルクセリタス)SEO最適化への取り組み
シンプルで柔らかい優しいデザイン
Luxeritas(ルクセリタス)トップページのデザインを見れば分かるとおり、デフォルトデザインは「シンプルで優しいデザイン」というイメージテーマです。
また魅力なのは、テーマデザインを簡単に着せ替え出来るテンプレートが用意されていること。
※画像クリックで拡大にできます
これらは一部のテンプレートで、全13種類着せ替え用テンプレートがあります。
カラー調やカラム数などサイトに合わせたテンプレートがあるのはうれしいですよね。
Cocoon(コクーン)
テーマの特徴
- カスタマイズ機能が多くQ&Aやマニュアルが非常に充実している
- 簡単に広告を表示するタグが豊富
- あらゆるジャンルに合う見やすくシンプルなデザイン
カスタマイズ機能が多くマニュアルが充実
Cocoon(コクーン)のマニュアル基本設定ページメニュー。
ブログやウェブサイトを開設する初期マニュアルもあり、親切丁寧極まりないサービスです。
また、Cocoon(コクーン)ユーザーからのトピックに対して開発運営の「わいらひさん」が回答するフォーラムも設置されています。
テーマ設定やカスタマイズで、分からないことやつまづいていることなどある場合は直接管理者に無料で質問できるので、特にWordPress初心者には大変参考にできるサービスですよね。
なおカスタマイズで困ったり希望するデザインにしたい場合は、提携している「ぽんひろさん」へ有料依頼することも可能。
もともとWordPressテーマなので、デザインや機能で不可能なことはなく自由にカスタマイズができます。Cocoon(コクーン)は無料で配布されているので、有料テーマ級に手を加えるのもありですね。
簡単に広告を表示するタグが豊富
広告と言えば代表的な「Google AdSense」をはじめ、Amazonや楽天商品を紹介する「カエレバデザイン」などがあります。
Cocoon(コクーン)は、Google AdSense広告を表示させる「種類や場所」を細かく設定できます。
表示場所横の「詳細設定」では、事前に広告コードを登録しておけば広告種類も選べます(レスポンシブ、シングルorダブルレクタングルなど)
この設定をすることで、広告コードを指定場所へ都度貼り付けると言った作業が皆無です。ものすごく時短で便利な設定です。
また、テーマCocoon(コクーン)にはあらかじめCSSコードが埋め込まれているため、Amazonや楽天商品は記事へショートコードを貼るだけで、以下のようなシンプルな「カエレバ風デザイン」で紹介できます。
ものすごく便利ですし、クセのないシンプルなデザインなのも良いですね。
ジャンル問わず見やすくシンプルなデザイン
テーマCocoon(コクーン)のデフォルトデザインは、ブログでは基本となる「2カラム」でシンプルなデザインです。
そこで、ウェブサイトをオリジナルデザインにカスタマイズする「スキン」が75種類も用意されています。
全体的なデザインやカラーを一瞬で変更できるのがメリット。
大枠なデザインをスキンで決定して、細かい微調整デザインは「Cocoon 設定」で決めていくことで、理想的なデザインでウェブサイトを作ることが出来ます。
Lightning(ライトニング)
テーマの特徴
- 完結型サイトやコーポレートサイトに最適なテーマ
- 多機能無料プラグイン「VK All in One Expansion Unit(通称:ExUnit)」で更なるパワーアップ
- 強化したいテーマ機能を有料カスタマイズできる
完結型サイトやコーポレートサイトに最適なテーマ
Lightning(ライトニング)のデフォルトデザインは、2カラムでシンプルなデザイン。
特徴はヘッダーメニューがしっかりしていることと、フッターは訪問者へあらゆる導線を引くCTAもきちんと整備されているデザインです。
このままのデザインであれば、特化商品ジャンルのアフィリエイトサイトや、企業などコーポレートホームページとして最適です。またCTAを中心に、訪問者が次のアクションを起こすための配置が工夫されているので、ソーシャルとしても強みのあるテーマです。
多機能無料プラグイン「VK All in One Expansion Unit(通称:ExUnit)」で更なるパワーアップ
Lightning(ライトニング)には、「ExUnit」という最強に相性の良い無料プラグインがあります。
裸のテーマLightningへおしゃれでかっこいい服を着せるといったイメージですね(笑)
ExUnit27機能一覧
- カスタム投稿タイプマネージャー
- ページ制作に役立つ便利なCSS設定
- 便利で魅力的なウィジェットアイテム
- Facebook ページプラグインを簡単に設置
- カテゴリー/カスタム分類リストを一覧表示
- サムネイル付きの最新記事一覧
- トレンドを取り入れた機能とデザインの PR Blocks
- ビジネス用サイトに適した3PRボックスを設置
- プロフィールや企業情報を簡単に表示
- 固定ページの本文をウィジェットエリアに表示
- 投稿タイプごとの年別・月別アーカイブリストを表示
- 投稿記事のアーカイブリストを表示
- 子ページのインデックス表示
- 固定ページ本文下に先祖階層からのページリストを表示
- 行動を促すためのお問い合わせ先表示
- HTMLサイトマップ自動出力
- 来訪者を行動へとつなげる Call To Action 表示
- 関連記事を表示
- 広告を自動表示して効率的な広告配信
- アイコンフォントで簡単装飾
- ソーシャルメディアと強力に連携
- SNS でシェア時のタイトルを任意に変更
- Google Analytics
- CSSカスタマイズ
- タイトルタグの自動最適化
- メタキーワード&ディスクリプション
- アイキャッチ画像自動挿入
外部プラグイン同様の機能がパックになったプラグインです。
個別にプラグインをインストールすることもないので、テーマ動作や表示速度遅延への影響がないのが◎。Lightningテーマ開発者が製作したプラグインですので、もちろんLightningとは相性抜群なのも安心ですね。
強化したいテーマ機能を有料カスタマイズできる
Lightning(ライトニング)は「Pro」という有料テーマも用意されており、無料バージョンと比較すると「デザイン」「機能」がグレードアップし、より専門的でおしゃれなウェブサイトを作ることができます。
一部スキンデザインをご紹介します。
サンプルページを見てもらえば分かるように、より専門的で業種やジャンルに合うデザインサイトを求めるなら有料スキンはおすすめです。
またデザインは、デフォルトの2カラムと違い「1カラム」で公式コーポレートサイトデザインで完成されているので、ヘッダーやフッター、企業紹介などでアピールする写真やイラストだけ用意すれば、あっという間にサイトが出来上がります。
LION BLOG(ライオンブログ)
テーマの特徴
- 殿堂入り有料テーマ「THE・THOR(ザ・トール)」の無料テーマ版
- プラグインなくデフォルトで実装する55の機能
殿堂入り有料テーマ「THE・THOR(ザ・トール)」の無料テーマ版
WordPressの有料テーマでは、バツグンの知名度と販売数を誇る殿堂入りテーマ「THE・THOR(ザ・トール)」ですが、実はこのテーマ製作をしたFIT株式会社が「LION BLOG(ライオンブログ)」も開発しているのです。
そもそもTHE・THOR(ザ・トール)を知らない方は???ですね。
ホームページ製作をはじめ、マーケティング・SEO・コンサルティングなどを個人事業主をはじめ中小企業もクライアントとしている「プロ集団」がFIT株式会社です。ちょっと話がズレましたけど・・・
つまり・・
LION BLOG評価3選
- 無料テーマであっても「安心」して運営できるほど非常に完成度が高い。
- デザイナーも手掛けているテーマで「オシャレ感」がもはや無料レベルではない。
- SEO・AMP・レスポンシブなどの基本はもとより収益化設計も施されている。
決して過大な評価ではないです。
実際に僕もLION BLOG(ライオンブログ)を使ってみて、表示速度が速い・デザインが完成されている・心地良いシンプル感・使いやすいなどなどデメリットを見つけるのが難しいくらい完成度が高いですね。
プラグインなくデフォルトで実装する55の機能
プラグインを過剰にインストールすると、ウェブサイトの動作や表示速度に悪影響を及ぼします。
LION BLOG(ライオンブログ)には、余計なプラグインを削ぎ必要な機能をデフォルトで実装しているところが大きな魅力のひとつ。
デフォルト実装55機能
- JavaScript不使用(CSSの非同期読み込み機能を使う場合は、一行だけフッターに記述されます)
- W3Cの規格に基づくマークアップでエラーなし
- モダンブラウザに最適化のため、IEは非対応(11は表示されると思う)
- 管理画面の投稿・固定ページのビジュアルエディタは、実際に表示されるデザインとほぼ同じ
- 管理画面の投稿一覧に、閲覧数とサムネイル画像を表示
- 管理画面の投稿一覧は、閲覧数で並び替え可能
- 管理画面からテーマの更新が可能
- 簡易お問い合わせページが標準で備わっている
- パンくずリストと投稿記事は構造化データを用いたマークアップ済み(schema.org)
- 記事上、記事下用のウィジェットエリアがある
- 関連記事内広告用のウィジェットエリアがある
- サイドバー固定表示用ウィジェットエリアがある(スクロールに追尾)
- 広告用ウィジェットアイテムがある
- 人気記事用ウィジェットアイテムがある(表示件数自由)
- 画像付き最新記事ウィジェット搭載(通常の新着機能ウィジェットをカスタマイズ)
- 必要十分な細かなSEO対策が施せる(ページ単位でdescriptionやmeta robotの設定が可能)
- CSS非同期読み込みが選択可能(レンダリング速度が速くなる)
- OGPの設定もカスタマイズが可能
- 検索対象を「投稿・固定ページ」「投稿ページのみ」「固定ページのみ」と切り替えられる
- アーカイブページに利用される投稿の抜粋文字数を指定可能(抜粋表示は<!–more–>が優先)
- レイアウトを1カラム2カラムと選択可能(アーカイブ・投稿・固定ページすべて設定可能)
- アーカイブページの記事ビューレイアウトを画像左パターンと、ワイド表示パターンで切替可能
- 最上部ヘッダーを非表示にできる(PC非表示、スマホ非表示、両方非表示が選択可能)
- ヘッダーエリア専用の広告枠がある
- ロゴを設定可能(ロゴが無い場合は【設定】→【一般】の「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」を表示)
- トップページにメインビジュアルを設定可能(高さや表示位置もカスタマイズ可能)
- トップページのメインビジュアル内にテキストを挿入可能
- 投稿者のプロフィールを簡単にカスタマイズ可能
- copyrightを自由に書き換え可能
- copyright下のリンクや文字列を非表示にできる
- AMP対応(通常ページとデザインがほぼ同じ)
- AMPページでも検索窓を設置できる(https通信必須)
- AMPページがGoogleの検索結果でカード表示された時用のロゴ画像を設定できる
- AMPページでも記事上と記事下に広告が設置可能
- AMPページ用にTwitter、Instagram、YouTubeの埋め込みが自動で変換される
- 投稿ページのアイキャッチ画像の表示/非表示の選択が可能(もちろんアーカイブページなどにも適用される)
- 投稿ページの投稿者情報の表示/非表示の選択が可能
- 投稿ページの目次の表示/非表示の選択が可能(目次は専用のショートコードで表示場所を自由に変更可能)
- 投稿ページの関連記事の表示/非表示の選択が可能(表示数も1から10で選択可能)
- 投稿ページのシェアボタンの表示/非表示の選択が可能(シェアボタンもJS不使用で軽量)
- 投稿ページのシェアボタンの表示項目が6つある(Facebook、Twitter、Google+、はてぶ、Pocket、LINE)
- Google AnalyticsはトラッキングIDだけあれば設定完了
- AMPページ用のGoogle AnalyticsのトラッキングIDも登録可能
- Google Search Consoleも認証IDだけで設置可能
- 4パターンあるベースデザインはすべてハイクオリティ
- 無限に選べるテーマカラーと、様々なカスタマイズを駆使すればオリジナリティを表現可能
- 【追加】Ver.1.1.0からTOPページの上部に表示するウィジェットエリアを追加
- 【追加】Ver.1.2.0からダブルレクタングル広告を簡単に表示できる機能を追加
- 【追加】Ver.1.3.0から</head>と</body>タグの直上に自由にタグを記述できる自由入力エリアを追加
- 【追加】Ver.2.0.0からHeader最上部にお知らせを表示する機能を追加
- 【追加】Ver.2.0.0から投稿日の表示/非表示機能追加
- 【追加】Ver.2.0.0から記事の終わり部分にCTAエリア追加
- 【追加】Ver.2.0.0からインフィード広告登録枠を追加
- 【追加】Ver.2.0.0から記事中にアドセンス等の広告を挿入するショートコード追加
- 【追加】Ver.2.0.0から投稿詳細ページに次の記事、前の記事を追加
もちろん基本的な機能もありますが、ヘッダー広告枠・追尾広告機能・ダブルレクタングル広告簡単表示・インフィード広告など収益化機能が豊富であることが、テーマLION BLOGの特徴であり魅力的なところですね。
[st_af id="6329"]
BLOGPRESS
テーマの特徴
- ブログ初心者にぴったりな王道のシンプルテーマ
- 有料で販売していたテーマを無料配布中
ブログ初心者にぴったりな王道のシンプルテーマ
先ほどご紹介した「LION BLOG(ライオンブログ)」と同じブログに最適なテーマ。
王道の2カラムデザインで、WordPress初心者には難しい機能を徹底して排除した「ザ・シンプルテーマ」では、BLOGPRESSが一番おすすめだと思います。
基本設定では、カラー・フォントサイズ・表示設定・レイアウト・各種SNSの大きく5項目の基礎設定のみ。
その他は、ロゴ画像・各種広告設定のみで完成するテーマ。ただし、実際にデモサイトを見るとしっかりしたデザインですし、ブログサイト構成や表示するべきモノなど、ブログを運営する上で吸収すべきことがたくさん詰まっています。
例えば「広告を表示するには?」「サイドバーカスタマイズのウィジェット設定方法」など。
テーマデザインでは、はてなブログ・FC2ブログ・シーサーブログ・アメブロなど決まったテンプレートでブログを運営していた方なら、天と地くらい差があるデザインです。
またカスタマイズにおいても、機能数やカスタマイズ箇所も豊富。
WordPressの「基礎」を踏んでおくためのテーマとしては、非常におすすめできるテーマですね。
有料で販売していたテーマを無料配布中
BLOGPRESSはデザインテーマで有名な「TCD」が開発したテーマで、最盛期は「有料テーマ」です。
開発から年月が経ち、TCDテーマの元祖とも言える自信作として無料配布に踏み切ったのだと・・あくまで予測と捉えてください(笑)
ですので、テーマの信頼性や安全性はもちろん、国産で初心者にも扱いやすいテーマの代表作として今回ご紹介しています。
詳しくはこちらのレビューもご覧ください。
[st_af id="6331"]
まとめ
今回はWordPressを初めて使う方、初心者向けの無料テーマをご紹介しました。
最後に。ハッキリ言って、この4つ以外の無料テーマは選ばなくていいです。迷わずにこの4つの無料テーマで始めていきましょう。
僕が初心者時代を振り返って経験した過去に「このテーマがあったら!」と憧れ本位で厳選した無料テーマですし、自信を持っておすすめできるテーマですから。
ぜひこの4つを活用してみてください。
【2019殿堂入り】爆発的人気を誇るWordPress有料テーマ6選
結論!WordPressテーマはどこがおすすめなのか!?とホンキでホンネを知りたいあなたに。 今回カテゴリーを3つに分類して人気で厳選したWordPressテーマを紹介していきます。 こんにちは。Wo ...
続きを見る