WordPressテーマを購入する前にチェックしておくべきポイントのひとつ「複数サイトに使い回しが可能なテーマであるか?」という選択肢。
複数サイトを運営する場合にはコスト面で大きく左右するので、しっかり確認しておくべきところですよね。
WordPressテーマ研究家SHINです。
WordPressテーマには、著作権ライセンスによって「1テーマ1サイトのみ使用できる」使用制限付きのテーマがある一方、「同じテーマを複数サイトに使い回しできる」といった自由度が高いテーマもあります。
このライセンスによる違いを分かりやすく比較して解説していきます。また複数サイトに使い回しできるテーマの中で、厳選した人気テーマをご紹介しています。
特に複数サイトに使い回しが可能な優秀テーマを求めている方は、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressテーマのライセンスを比較
WordPressテーマのライセンス違いについて
複数サイトに使い回しが可能なテーマとできないテーマの「ライセンスと利用制限」について違いを見てみましょう。
- 複数サイト使い回しOK◎100%GPLライセンス
- 複数サイト使い回しNG×スプリットライセンス
100%GPL ライセンス | スプリット ライセンス | |
自己責任上で誰でも使用することができる | ○ | ○ |
テーマを複製することができる | ○ | × |
JavaScript・CSS・PHPコード・画像など変更が自由にできる | ○ | ○ |
他人へテーマを再配布することができる | ○ | × |
WordPressテーマを利用する上での規約や制限などは、各テーマ公式サイトを参照すればチェックできます。
ライセンス違いを簡単に言うと、制限なく自由に複数サイトに利用できるテーマは「100%GPLライセンス」、1ライセンスで1サイトのみという制限があるテーマは「スプリットライセンス」と覚えておくといいです。
ではそれぞれライセンスの特徴を比較してみましょう。
100%GPLライセンスとスプリットライセンスを比較
100%GPLライセンスとスプリットライセンス、それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめていきましょう。
100%GPLライセンステーマ
- 複数サイトへ制限なく使い回しができる。
- スプリットライセンスと比較すると若干テーマ価格が高い。
- テーマに対するサポート体制がしっかりしている。
その代わり若干テーマ価格が高め。ではあるものの、テーマに関するマニュアルサイトやQA、メールによるサポートがしっかりしていることが多いので、この部分は評価すべきメリットです。
スプリットライセンステーマ
- 1ライセンス1サイトのみに使用できる。
- 100%GPLライセンステーマと比較すると3,000円~5,000円程度テーマ価格が安い。
- 低価格だからと言って高品質テーマには変わりなし。
また価格差がありながら、デザインや機能は100%GPLライセンステーマと変わらず高品質なテーマです。
ライセンステーマ比較まとめ
- 複数サイトを運営展開するなら「100%GPLライセンステーマ」を選ぶべき。
- 1サイトじっくりと作り込む・サイトジャンルにぴったりなデザインなら「スプリットライセンステーマ」もアリ。
- 価格は「100%GPLライセンステーマ」が3,000円~5,000円程度高め。
- テーマの品質差はなく「スプリットライセンステーマ」でも十分高品質。
2種類のライセンステーマを比較した結果、WordPress初心者なら複数サイトを一気に運営するのは難しいと思うので、スプリットライセンスでも気に入ったテーマなら選ぶのもアリだと思ってます。
ただ中級者以上であれば複数サイトを展開することが多くなるので、コスト面を考えれば複数使い回し可能な「100%GPLライセンステーマ」がおすすめです。
そこで今回は、複数サイトに制限なく使える100%GPLの人気でおすすめなテーマを紹介していきます。
これから別サイトを立ち上げたい方や、いろんなジャンルで複数サイトを運営したい方は参考にしてみてください。
複数サイト使い回し可能な人気テーマ
複数サイトへ使える100%GPLライセンスでおすすめの有料テーマをご紹介していきます。
月100万円以上稼ぐ有名ブロガーやアフィリエイターも愛用している優秀な高品質テーマだけを厳選しています。信頼感と安心感がある人気テーマですので、ぜひテーマ選定の参考になさってみて下さい。
AFFINGER6(アフィンガー)
AFFINGER6はココがPoint!
- 完成された7つの多彩なテンプレートから好きなデザインに着せ替えできる。
- 機能やショートタグ数はトップクラスで、あらゆるサイトに対応できる。
- 収益化構造にこだわった機能を多数実装。アフィリエイトサイトに強いテーマ。
さらにカスタマイズする必要がないほど完成度の高いデザインテンプレートが7つあり、いつでも着せ替えできるので、複数サイトを立ち上げたいなら一番おすすめできるテーマですね。
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THE THOR(ザ・トール)
THE THORはココがPoint!
- サイトテーマに合わせてデザイン性が高い9種類のテンプレートへ着せ替えが自由。
- あらゆるSEO対策が実装されている構造は国産有料テーマではNo.1と言える完成度。
- どんなジャンルのサイトも作成できるので使用制限は限りなく自由なテーマ。
9つのデザインテンプレートは、単にレイアウト変更しているようなデザインではなく、個々オリジナル性が高いのであらゆるバリエーションタイプに合わせられます。
またTHE THORは国産テーマNoと言えるSEO対策テーマ。SEOはテーマのコード構造に依存するので、カスタマイズは非常に困難。デフォルトでしっかり対策されている「安心感」が違いますね。
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DIVER(ダイバー)
DIVERはココがPoint!
- サイト内におけるユーザー導線設計がものすごく整備されている。
- 特に回遊率・滞在時間に優れた設計でアフィリエイトサイトに最適。
- 期間無制限のメールサポートは国産テーマでDIVERだけ。カスタマイズも請負可。
またあらゆるメニューやタブなど導線設計がしっかりしていて作りやすく、テロップブロックや多様な追尾機能もたくさん備わっている高機能で「コレいい!」が詰まったテーマです。
サポートも充実。分からないことはメールで回答してくれる大判サポート。さらにコアなユーザーも多いので、ネット上にたくさんのマニュアル情報などもインデックスしています。
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JIN(ジン)
JINはココがPoint!
- 着せ替えテンプレート数は国産有料テーマでは最多11パターン用意されている。
- クセのないテンプレートデザインなので複数サイトにも合わせやすい。
- アフィリエイトで必要なランキングや口コミなどの機能は全て備わっている万能テーマ。
また癖がないシンプルで柔らかいデザインなので、どんなサイトにも合わせられるのも魅力的の一つですね。デフォルトではどちらかと言えば「女性向け」デザインという印象です。
機能面では「アフィリエイト機能」も充実。月間100万円以上稼ぐひつじさん開発のテーマでもあるので、機能はもちろんサイト導線なども経験から製作しているので非常に信頼できますよね。
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GENSEN
GENSENはココがPoint!
- デザインの美しさは国産テーマでもトップ5に入るほど作りこまれたテンプレート。
- ジャンル問わずポータルサイトに合わせた機能・デザインが特徴なテーマ。
- スポンサー広告収入までレイアウトされた収益化デザイン。
テーマGENSENでは「ポータルサイト向け機能」が特化されていて、チェーン店や旅行などのスポット情報などを写真をふんだんに盛り込んだサイト構築で威力を発揮できます。
また、膨大なアクセスサイトで欲しい「スポンサー広告スペース」までデザインされているテーマ。複数のポータルサイトを運営するには、まさに打ってつけのテーマです。
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まとめ
WordPressテーマ「100%GPLライセンス」「スプリットライセンス」についてのお話でした。
もう一度テーマを選ぶポイントをおさらいしておきましょう。
テーマライセンス違いでの選定ポイント
- 複数サイトを運営展開するなら「100%GPLライセンステーマ」を選ぶべき。
- 1サイトじっくりと作り込む・サイトジャンルにぴったりなデザインなら「スプリットライセンステーマ」もアリ。
- 価格は「100%GPLライセンステーマ」が3,000円~5,000円程度高め。
- テーマの品質差はなく「スプリットライセンステーマ」でも十分高品質。
WordPressでウェブサイトを運営する上でテーマは非常に重要なツールですので、複数サイトを運営するのか?1サイトを作りこむのか?の選択肢として参考にしていただければと思います。
僕の私見からシンプルに言うと、初心者は「スプリットライセンステーマ」でもOK。中級者以上は「100%GPLライセンステーマ」を選ぶのがおすすめですね。
サイト運営スタイルに合わせてテーマを選びましょう。