検索上位に表示されているのに読まれない・・平均掲載順位に対してCTR(クリック率)が非常に悪いってことありますよね。ほとんどの場合「記事のタイトル」にあります。
こんにちは。WordPressテーマ研究家SHINです。
こちらは検索結果1ページ目に表示される上位10位までのクリック率の統計です。
検索結果順位 | 順位別クリック率 |
1位 | 21.12% |
2位 | 10.65% |
3位 | 7.57% |
4位 | 4.66% |
5位 | 3.42% |
6位 | 2.56% |
7位 | 2.69% |
8位 | 1.74% |
9位 | 1.74% |
10位 | 1.64% |
※引用元:Internet Marketing Ninjas
仮に検索結果1位で表示している場合、クリック率は21%前後欲しいところを5%未満(5位以下)程度だったりすると、明らかに「クリック率が悪い」と判断できます。
つまり記事のタイトル次第で、検索ユーザーはクリックして読むか否かを一瞬でジャッジするという非常に重要な部分であります。
そこで今回は、圧倒的にクリックしてもらえる魅力的な記事タイトルの付け方について詳しくお伝えしていきます。
検索結果1ページに表示される10タイトルのクリックを独占していきましょう!
記事タイトルをつける前に知っておきたいこと
まず記事のタイトルを決める考え方として、知っておくべきポイントを2つ挙げておきます。
記事タイトルは一瞬で見て判断されるもの
例えば本屋さんでお目当ての書籍を探しているとき、中身を知りたいと思う前に、本に書かれているタイトルを読むというより「見る」レベルで無意識に取捨選択することってありませんか?
まさにウェブ上の記事タイトルも一緒で、ユーザーはタイトルを見てから求めている情報が掲載されているかを一瞬で判断しています。
記事にはものすごく良い内容が書かれていたとしても、タイトルでユーザーに魅力がないと瞬時に判断されてしまうと「クリックされない=読まれない」という、"人は見た目で判断してはいけない"の逆説なのが記事タイトルです。
タイトルは読むものでなく「見る」ものと認識しておきましょう。
タイトル次第で検索上位とクリック率が逆転する
冒頭で検索順位に対しての平均クリック率データを載せておきましたけど、検索エンジン上の順位関係なくユーザーに刺さるタイトルにすることで上位の記事を上回るクリック率を叩くことも可能です。
ただし逆もしかり、検索上位に表示していながらクリックされないケースもあります。
つまりタイトルは、検索順位に関係なくクリック率を大きく左右するものなので、いかにユーザー視点で考えて「読みたい!」「知りたい!」と一瞬で思ってもらえるものにするかという思考が非常に重要です。
読まれる記事タイトルを付けるポイント5選
検索ユーザーは、検索エンジンで結果表示される記事タイトルを「この記事なら問題解決できそう!」と瞬時(数秒)で判断して取捨選択します。あなたもきっとそうですよね。
つまり、ユーザーにピンとくるようなインパクトを与えつつ求めている情報を網羅したタイトルにする要素が非常に大切です。
では「惹かれる記事タイトルの付け方」について核心的なポイントに触れていきましょう。
インパクトあるキャッチーなワードを入れる
記事タイトルをパッと目に入った時に「ん!?」「えっ!?」「マジで!?」「ホンマに!?」と、検索ユーザーに驚きを与えるキャッチーなワードを入れると効果的です。
効果大!絶対的!圧倒的!大注目!大爆発!最高峰!劇的!最高傑作!
驚愕の●● 驚異の●● 衝撃の●● グンと●● 一瞬で●● 究極の●●
この後でバリエーションは詳しくご紹介しますけど、こういったワードは読者から「一瞬で注目を浴びることのできる効果」があるので、タイトル文が不自然にならないように入れていきます。
知りたい情報を網羅する
まず前提として、ユーザーが検索するキーワードをタイトルの左から優先度の高い順で入れます。
そのキーワードで「ユーザーが知りたがっている情報は何か?」を整理して、できるだけ詳しく要約したものをタイトルに入れていきます。
サンプル①
検索キーワード「ドイツ 旅行 格安」
【厳選】ドイツ旅行を格安で行くおすすめの航空会社5選
サンプル②
検索キーワード「スニーカー メンズ おすすめ」
【2020年版】旬モデルのメンズスニーカー目的別おすすめTOP20
ココで注意点!
検索キーワードを選定したものの、ユーザーの検索意図とズレている可能性もあるので、実際に検索エンジンでキーワード検索してみましょう。
そこで表示された上位記事は、単純に「検索キーワードに対してニーズを満たしている記事」ですので、検索意図をチェックするためにも必ず確認しておきましょう。
イメージができるワードを選ぶ
検索ユーザーが求めている情報を得ると、結果的にどういったベネフィットが手に入るのか?というイメージが膨らむタイトルも有効的です。
サンプル①
検索キーワード「記事 ネタ切れ 解消」
【即効】記事のネタを無限に手にする5つの解消法とは?
サンプル②
検索キーワード「ジム 効果的 ダイエット」
【実証】ジムで即効ダイエット!絶大な効果的メニューとは?
ココがPoint!
よりイメージングしやすいように、目に見えない空想キーワードではなく、形のあるキーワードでタイトルを付けるときに有効な手段です。
それぞれサンプル①では「無限」、サンプル②では「即効」というワードで、ユーザーが得るベネフィットをイメージしたものです。
記事タイトルと記事内容と合致させる
タイトルと記事本文を一致させることは、読者にとってもSEOの観点からも非常に重要なポイントです。
そこで注意したいのが、タイトルは記事を完成させる一番最後の工程にしましょう。というのは記事タイトルを先に決めてしまうことで・・・
- 記事の内容とズレが生じる可能性が高くなる
- 記事本文の重要な部分が抜けてしまう恐れがある
記事を全て書き上げてから、ポイントとなる部分をリストアップして記事タイトルに付けることで、記事本文で伝えたいことを要約してタイトルでも伝えられるはずです。つまりタイトルと本文にブレがなくなります。
魅力ある記事タイトルで、読者がクリックして読んでみると違うことが書かれている・・・。落胆感が否めませんよね。離脱率が上がり滞在時間も短くなり、最悪二度とブログへ訪問してくれなくなる可能性もあり得ます。
ですので、タイトルは本文と合致させるため「最後」に付けましょう。
「2W1Hワード」でクリック率を爆増させる
2W1Hとは「What(何を)・Why(なぜ/何のために)・How(どうして/どのように)」を指しています。
記事タイトルに、この3大要素となるワードを入れるだけでクリック率が大幅に上がるという実証があり、極めて効果的な施策と言えます。ちょっと例を2つ挙げておきます。
【検証データあり】ダイエットの基礎は筋トレである5つの理由
ジムメニューで腹筋に絶大な効果を発揮するマシンBEST5
この3つは、タイトルをクリックへ導く効果的なキーワード要素なので、あくまで無理なく自然に入れていきましょう。
記事タイトルで活用すべきテクニカル3選
続いて、「テクニカル」な部分でクリックを高めるコツを3つご紹介します。記事タイトルを「読む」ではなく「見る」といった一瞬で効果があるポイントです。
検索キーワードを入れる
検索するユーザーが入力する「キーワード」を、記事タイトルへ含めていきます。
もちろんクリック率に大きな影響があるポイントであるとともに、SEO要素(検索表示順位)にも影響する部分ですので、重要なキーワードほどタイトルの前に含めていきましょう。
検索キーワード
「酵素ダイエット 効果」
検索意図
「酵素ダイエットって効果あるの?」「酵素ダイエットの効果検証を知りたい」
記事タイトル①
「酵素ダイエットは効果あるの?男女年代別で徹底検証した3つの衝撃」
記事タイトル②
「最強酵素ダイエット術!効果を最大まで引き上げる5つの方法を暴露」
ユーザーが検索したキーワードが、左から「見る」タイトルに入っていれば?目に留まる可能性やクリックする可能性は必然的に高まりますし、この記事は何について書いているのか?を、クローラーにも伝わりやすい=SEOにも効果があるため、検索キーワードを入れましょう。
記事タイトル文字数は32文字程度にする
パソコン画面上で、検索結果ページの各記事タイトルがキレイに全て表示される文字数は「30文字~32文字」です。
ちなみにモバイル(スマホ)では「39文字~40文字」で表示されます。
【パソコン表示】
【モバイル表示】
表示文字数がオーバーすると・・・と切れてしまい、タイトル全文を表示できないデメリットがあります。
逆に記事タイトルをキレイにタイトルを収めることで、以下3点のメリットがあります。
- 読者に伝える「力」が違う。
- 読者に訴求したいことがハッキリ伝わる。
- クローラーにも訴求内容が伝わりやすい。
昨今モバイルファーストとは言われていますけど、まだまだパソコンで見られている検索ユーザーはたくさんいらっしゃいます。
タイトルは「記事を要約した内容を短くまとめる」という観点からも重要なポイントになるので、タイトル文字数は制約して付けていきましょう。
タイトルへ数字を活用する
このテクニックは、読者へ具体性・意外性・簡便性などを中心に訴求できるもので、もちろんタイトルに気を惹く重要なテクニックと言えます。
サンプル①
検索キーワード「ダイエット 自宅 トレーニング」
【1日5分でOK】ダイエットに効果的な自宅トレーニングメニュー10選
こういった具体的に数字を活用するだけで、伝えたいことがハッキリします。また記事に書かれている内容を読者がイメージできることもメリットになりますよね。
サンプル②
検索キーワード「ダイエット 食事制限」
ダイエットで1ヵ月15㎏減量に成功した無理のない食事制限法とは?
さらに「究極な食事制限なのでは・・・」と不安を払拭するように、無理のない食事制限として簡便性を伝えています。
ココがPoint!
タイトルへ数字を活用する場合、意識しておきたいのが「具体性・意外性・簡便性」の3つです。
この要素と組み合わせるだけで強力なタイトルに変貌します。ぜひ試してくださいね。
タイトルを魅力的にするフレーズ集
さてここからは、記事タイトルに付けるだけで読者を魅了する数々のキーワード事例を、3つに分けてご紹介していきます。
あらゆるシチュエーションで活用できますし、すぐに使える事例ですので実践されてみてください。
インパクトや強調したいときに使えるフレーズ集
世界一!最大級!厳選!無制限!神々しい!超一流!驚愕!愕然!
●●極まる 絶品●● ●●宣言 ●●大爆発 ●●の頂点 ●●度300% 超越した●●
ココがPoint!
検索キーワードと合わせながら使うフレーズの中で、何より読者に刺さるフレーズとして一番効果的だと思いますね。
この類はクリックを誘うフレーズがたくさんあるので、ぜひ試されてください。ただ多用すると疑心になる可能性があるので、1タイトルに1フレーズのみ使うようにしましょう。
絶大な人気や支持があるときに使えるフレーズ集
絶好調!大好評!大反響!大繁盛!話題沸騰!超定番!トレンド!流行必至!
●●が殺到 ●●完売 今大注目の●● 売れ筋No.1 人気急上昇 殿堂の●● 待望の●●
ココがPoint!
このフレーズでは「新作で注目」「今が旬」「定番で人気」という3つのタイムリーフレーズを多く使います。
新発売で注目 → 発売後話題騒然 → 人気衰えず定番というカテゴリで分けてフレーズを考えると、イイのが生まれます(笑)これは見たい!と読者が思うようなフレーズをタイトルに付けていきましょう。
特長にフォーカスしたフレーズ集
一生モノ!神業!非公開!再登場!入手困難!超レア!即戦力!実力派!
●●最前線 五つ星●● 極上の●● 洗練された●● プロが教える●● ●●限定 幻の●●
ココがPoint!
このフレーズは「限定」や「レア」といったプレミア感を伝えたいときに使えるフレーズ集。
希少なほど興味を持つのが人の性ですよね。タイトルで言えば「この記事でしか知れない情報」という訴求であると、さらに効果を見込めます。
こういったフレーズは、なかなか引き出しがないと出てこないもの。
僕が愛用しているおすすめの書籍をご紹介しておきますので、ぜひ手にとってみてください。この2冊は鉄板です。実用書としてボロボロになるまで愛用できます(笑)
まとめ
記事タイトルは、検索結果を表示されてから「読む」ではなく「見る」ものなので、一瞬で検索ユーザーを魅了するものにしなければいけません。
つまり、読者が欲しがっている情報を凝縮して32文字前後で伝えきるというものに尽きます。ではもう一度8つのポイントをおさらいしていきましょう。
記事タイトルの付け方ポイント8選
- インパクトあるキャッチーなワードを入れる
- 知りたい情報を網羅する
- イメージができるワードを選ぶ
- 記事タイトルと記事内容と合致させる
- 「2W1Hワード」でクリック率を爆増させる
- 検索キーワードを入れる
- 記事タイトル文字数は32文字程度にする
- タイトルへ数字を活用する
これらのポイントを網羅して記事タイトルを作成すれば、クリック率は格段に上がるはずです。
ぜひ実践してみてください。