サイト内の記事数が増えていくと、以外とおろそかになりがちなのが「内部リンク対策」ですよね。
こんにちは!WordPressテーマ研究家SHINです。
内部リンク構造は、最適化することでSEO効果にも大きな影響があります。
そこで、今回簡単に内部リンク構造を可視化できるという画期的で便利なプラグイン「Show Article Map」を、使い方も含めてご紹介していきますので、ぜひ活用してみてください。
ホントに便利です。
内部リンク最適化によるメリットと注意点
内部リンク対策はSEO効果として2つの大きな期待がありつつ、注意する点もあるので見ていきましょう。
検索エンジンクローラーが巡回しやすい構造
検索エンジンクローラーは、サイト内のあらゆるリンク先をたどりながら情報収集して、検索エンジンへインデックスしていきます。
リンクからリンクといった巡回をするので、記事に貼られている内部リンクにもたどります。
このため、より多くのリンクをたどりながら、サイトや記事情報を収集して「クローラーの理解度が上がり、SEO効果として評価が高まる」という構図に期待ができます。
ユーザビリティ向上による評価がSEO効果に繋がる
検索エンジンから訪問してくるユーザーは、ダイレクト訪問以外は「インデックスされている記事」を目当てに来ます。
その記事が、訪問ユーザーにとって100%満足できるものであれば「他にもイイ記事ありそう!」「関連した記事ないかな!?」と、サイト内を回遊してくれる可能性が上がりますよね。
そこで内部リンクです。
満足して欲求を解消できた記事の中に、関連記事や参考記事などの内部リンクが貼られていれば、そのリンクを踏んでさらに記事を読んでくれる可能性がグンと上がりますよね。
期待できる効果
- サイト内に長く滞在してくれる。
- より多くの記事を読んでくれる。
- ファンとなって再訪してくれる。
- 被リンクとしてサイトや記事紹介してくれる。
あくまで理想論ではありますけど、こういった可能性によってSEO効果を期待できるというメリットがあります。
内部リンクを貼る際の注意点
「じゃあ内部リンクは貼りたくれば良いの?」って方もいると思いますけど、もちろんそうではありませんよ!
正しい内部リンクの定義
- 記事に対して関連性が高いリンクを貼る。
- ユーザーの利便性を考えたリンクが良い。
- ページランク評価の高い良質な記事へリンクを貼る。
内部リンクは、主にこの3つに注意する必要があります。
内部リンクを貼っても、ほぼ関連性のないリンクであればユーザビリティは下がりますし、検索エンジンクローラーも「この内部リンク関連性ない…よね???」となり、一貫性がないと低評価を受ける可能性があります。
逆に検索エンジン上で高い評価を得ている良質な記事は、クローラーの巡回頻度が高いため、内部リンクを集めることでより多くの情報を収集してくれるというメリットがあります。
この3つの定義に注意して、内部リンクを貼っていきましょう。
プラグイン「Show Article Map」を使う準備
Show Article Mapを使っていく前に、プラグイン専用のZIPファイルをダウンロードする必要があります。
早々ダウンロードしておきましょう。
Show Article Map ZIPファイルダウンロード
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1ZIPファイルをダウンロードしたら、WordPressダッシュボードから「プラグイン」>「新規追加」と進み、「プラグインのアップロード」をクリックしてZIPファイルをドラッグ移動して「今すぐインストール」をクリックします。
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2インストールを終えたら「プラグインを有効化」をクリックしましょう。
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3WordPressダッシュボードから「固定ページ」>「新規追加」と進みます。
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4この固定ページは、あくまで「内部リンク構造を確認するだけのページ」なので、タイトルは分かりやすいタグにしておき、本文へテキストモードにして[show_article_map]を貼るだけです。
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5この固定ページには「NOINDEX」「NOFOLLOW」「SEOを無効」「Google Analyticsを無効」のチェックを入れておき、更には「非公開」にもしておきましょう。
では、実際に僕の内部リンク構造を見てみましょう!(って41記事しかありませんけれども…)
Show Article Mapの見方と使い方
はじめに、Show Article Mapで表示されている構造とメニューをザックリ見ていきましょう。
構造内の見方
- 四角いタグのようなものは「記事」を表し、記事ID+パーマリンクで表記されます。
- 各カラーはカテゴリー別に色別されて表示しています。
- 矢印は貼られている内部リンクの方向を表しています。
サーチ窓はダイレクトで記事を検索でき、カテゴリーは表示・非表示が選択できるので、記事表示数が多い場合は表示制限できますし、一つずつカテゴリーごとで、記事同士の関係性や内部リンクをチェックできます。
内部リンクを最適化するヒント
内部リンク構造を見て、どう対策して最適化するか?が一番重要になりますよね。そこで大きく2つのポイントがあります。
1.孤立した記事をできる限り内部リンクで"繋げる"
孤立してしまっている記事を関連性のある記事へリンクを貼る、もしくは関連性の高い記事を新たにストックして"お友達"を作ることが、対策案になってくると思います。
やはり孤立している記事は、いくら高品質な記事と言えども「SEO評価として低い」という感覚があります。
2.高品質記事や評価が欲しい記事にリンクを集める
この対策は、記事に対するSEO効果を高めるといったものに近いですけど、内部リンクが集中している記事ほど検索エンジンクローラーが巡回する回数も時間も多いので、記事情報の収集も理解もクローラーへ正確に伝わります。
そのため、評価は蓄積されていき、上位表示する可能性も期待できます。
まとめ
今回は、Show Article Mapという神プラグインをご紹介しました。
サイト全体の内部リンク構造を、こんな簡単に詳しく調査できるツールは類を見ないですし、とても重宝できるのでぜひSEO対策の一環としても活用してみてください。