内部リンク最適化は、ユーザビリティーが向上するとともにSEO効果も高まり、他にもたくさんのメリット要素がある非常に重要な対策のひとつです。
こんにちは。WordPressテーマ研究家SHINです。
今回内部リンク最適化のひとつとして、内部リンクをある特定場所へ貼る⇒回遊率を高めてPVを上げる非常に効果的な方法をお話していきます。
訪問されたユーザーにも、内部リンクをたどり情報欲求を満たしてもらえるといったユーザビリティ向上の効果もあるので、まさに「WIN×WIN」ですよね。
内部リンクを貼るまでの作業は、たったの2ステップだけです。
簡単2ステップ
作業効率を上げるために、あるツールを使って内部リンク構造をあらかじめ可視化。
記事同士で内部リンクで繋げる整理ができたら、内部リンクをある場所に貼る。
たとえ記事が少なくても効果は期待できるので、ぜひ参考に試してみてください。
内部リンク最適化のメリット
内部リンクを最適化する前に、期待できる効果(メリット)をお伝えします。
内部リンクを貼ることによって、サイトは以下のような好循環が生まれていきます。
内部リンクによるメリット工程
1.訪問ユーザー回遊率がアップ。
2.PV(ページビュー)がアップ。
3.サイト滞在時間がアップ。
4.サイトや記事の評価がアップ。
5.ドメインオーソリティがアップ。
6.ドメインパワーにより検索順位がアップ。
7.サイトのアクセス数がアップ。
あくまで理想論であり、4~7の効果が出るには時間がかかるものの、このように確実に効果を発揮していきます。
このため、内部リンク最適化はSEOやサイトにとって必要不可欠な対策ですし、非常にプラスへ働きかけます。
正しく内部リンクを貼る=最適化することで、デメリットはなくメリットしかありませんので、時間をかけてでもやっていきましょう。
内部リンク構造を可視化する
まず内部リンクを貼るには、繋げるべき記事を整理していかないといけませんよね。
そこで非常に役立つ便利なプラグイン「Show Article Map」をぜひ活用してください。
Show Article Mapは、サイトの記事全体像を確認しながら内部リンク構造を可視化してくれる便利なプラグイン。
カテゴリー別など分類しながらも確認できるスグレモノですので、圧倒的な作業効率アップになります。
参考記事サイトの内部リンク構造を可視化するプラグイン『Show Article Map』
このプラグインの具体的な使い方と内部リンクの最適化について、次で解説していきます。
内部リンクを最適化する
内部リンクを最適化するためには、関連性の高い記事同士をリスト化する必要があるので、まずこの整理をしていきます。
そこで整理する方法は「2つ」あります。
1.Show Article Mapを活用して関連性記事を整理する
1つ目は、WorsPressプラグイン「Show Article Map」を活用していきます。
「Show Article Map」をインストールして有効化出来たら、実際に使っていきましょう。
サンプルとして、このブログの内部リンク構造を見てください。
四角いタグのようなものが記事で、記事から矢印で指されている記事がリンクとして貼られているのが一目で分かると思います。カラーはカテゴリー別で表示してくれます。
またこの構造図上には、カテゴリーごとにチェックで選択できるので、より関係性の高い記事同士を表示して繋げていくという作業が簡単にできます。
内部リンク最適化その①
WorsPressプラグイン「Show Article Map」を使い、カテゴリー別に表示しながら関連性の高い記事同士を整理する。
2.「投稿一覧」より関連性記事を整理する
2つ目は、投稿記事一覧より対象となる記事の関連キーワードを入力し、繋げる(内部リンク)記事をリストアップする方法です。
step
1WordPressダッシュボードから「投稿一覧」に進み、「表示オプション」を決めます。
関連記事を検索する場合に、この4つ以外の項目を非表示にした方が見やすくなるのでおすすめです♪
step
2次に内部リンクを貼りたい記事の「ビッグキーワード1語」を、投稿を検索に入力してリストアップします。例えばこの記事なら「内部リンク」になりますね。
step
3すると8件ヒット(記事本文に「内部リンク」と使われている記事)しました。このように関連性がある記事をリストアップできます。
内部リンク最適化その②
投稿一覧から、あるキーワードに対して関連する記事を「投稿から検索」でリストアップして整理していく。
主にこの2パターンによる方法で、記事同士で貼るべき内部リンクを精査できるかと思います。
記事が多いと若干時間がかかるかも知れませんけど、絶対やっておくべきです。逆に記事が多いほど内部リンク数も増えるので、SEO効果に影響するチカラも非常に大きなものになりますから。
内部リンクを貼る
さて、ここからが本題と言っていいです。
どの記事に内部リンクを貼るべきかを整理出来たら、実際に内部リンク貼っていくのですけど、焦点は「貼る場所」です。
PVアップ効果に即効性のある「内部リンクを貼る位置」とは?ズバリ記事終わりです。
ある記事の最終章「まとめ」の一番下へ、関連する読んで欲しいとする記事を内部リンクにした画像です。
なぜ記事終わりが内部リンクに効果的なのか?
もちろん記事中に内部リンクを貼るケースもあります。ただ、記事中で内部リンクを貼るケースは「詳しくは・・」「この記事が参考・・」といった記事で、最も関連性のある記事のみと考えています。なので、クリックされる確率も最も高いはずです。
ですが記事下という位置は、その記事に満足してくれたユーザーがクリック(回遊)してくれるので、PVを稼ぐ!と言うよりは「離脱率を下げる」というのが正解です。
訪問ユーザーには「関連するおすすめの記事も読んでいってね!」と内部リンクを貼り、離脱する機会を防ぐ⇒結果PVアップというカラクリです。
良い記事を眠らせておくほどもったいない事はないですよね。そしてこの内部リンクを貼る位置、予想以上にPVアップに繋がっているんですよ。
実際に検証しているデータがあるので、こちらを参考にしてください。
内部リンク効果を検証
このブログで、内部リンク最適化し始めたのは「2019年5月8日」。
まだ1ヶ月ちょっとしか経っていない期間ですけど、アナリティクスでPV検証した結果がこちら。
ちょうど50記事という節目から内部リンク対策を開始。
翌日は一気にPV上昇。以降も大きな下降も見られずアップしているのが分かると思います。ただ1ヶ月足らずの検証ではあるので、全体的に大きくは伸びていないものの、所々急上昇しているPVはまさに内部リンクを施していた記事です。
というのは、Googleアナリティクスでどの内部リンクがどれだけのクリック数であるかという検証をもとに調べた結果です。
(この方法はまた別の機会で解説していく予定・・です(笑))
他に「直帰率」「離脱率」も検証。
直帰率・・・6.17% → 4.14%
離脱率・・・41.9% → 38.7%
この2カテゴリーも、若干ではあるものの改善があります。
まだ記事の少ない段階での結果なので、100記事やそれ以上のブログサイトであれば、さらに大きく影響してくるはずです。
まとめ
記事終わりへ「関連するもっと読んで欲しい記事」を、内部リンクとして貼る。
結果として、訪問ユーザーの回遊率が上昇。滞在時間が伸びる。サイト評価がアップする。オーソリティ(ドメイン、ページ)が上がる。一番即効性があるのが「PV」です。
眠っている記事・読んで欲しい記事のPVを上げて、結果的にサイト評価(SEO効果)アップに繋がるとなれば、やらない理由がないですよね。
このブログの記事数が少ない段階での検証でしたので、さらに積み上げていき検証は続けていきます。
ぜひお試しになってみてください(o ̄∀ ̄)ノ”