ブログ記事を毎日更新していくことで「アクセス数」「収益」は比例して伸ばし続けていくことが可能であるのか?
WordPressテーマ研究家SHINです。
結論、YESでもありNOでもあります。
ブログで結果を効率的に早く出すために"ブログは毎日更新すべき"って考えがちですが、ブログはあくまで訪問者ありきで成り立つメディアです。
つまり最優先すべきはユーザーファーストであり、この考え方を大前提でブログを運営しなければ、毎日更新をしてもアクセス数や収益にはつながりません。
今回は、ブログを毎日更新することで得られるメリットと、更新せずともアクセスや収益につながるユーザーファースト思考と運営方法を解説していきます。
ブログを毎日更新することで得られる8つのメリット
ブログ記事を毎日更新するってものすごく大変なことですよね。
記事にするネタを考えたり、更新作業をする時間を確保したり、好きな趣味や嗜好を削らないといけなかったり。慣れないうちは苦痛を覚えたり時間を犠牲にしなくてはできないことです。
ただ僕がブログを毎日更新していた経験で、その対価として得られたものはたくさんありました。特に初心者の方はブログを運営する上で経験値を大きく上げることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.記事の文章力が飛躍的に上がる
記事を書き上げる作業には、キーワード選定から始まり、ユーザーの検索意図を考えながら記事の構成(アウトライン)を決めて執筆していくのが基本。
こういった作業を繰りかえせば、当然のごとく文章力は飛躍的に上がります。特にブログ初心者の方には効果テキメン!成長力は自分でもびっくりするくらい一気に上がります。
文章力が上がるポイント
- ピンポイントでキーワードを選定する力が身につく
- ユーザーの悩み(検索意図)をより深く掘り下げていけるようになる
- 文章構成(目次)の優先順位を効果的に作れるようになる
- 読み手(ユーザー)が理解しやすい文章を書けるようになる
- 改行や文字数を考慮してストレスレスな文章を構成できるようになる
- 必要・不要な文章を取捨選択して「訴求力」が上がる
ブログを毎日更新することで、こういった文才がいやでも身に付いていきます。さらに習得するペースも非常に早いので、結果につながるスピードも早くなります。
ブログでは記事(コンテンツ)が何よりも大切で財産になるので、このメリットは一番有益な経験値になるはずです。
2.記事を書くスピードが上がる
毎日記事を書くという経験を積めば、自然と自分自身の「文体」もでき上がっていきます。
毎日更新すれば文章に対して思考や執筆する時間も圧倒的に多いので、言葉の引き出しが増えつつ文章の組み立て方も「型」を覚えていくため、記事を早く書けるというスキルが身に付きます。
一方でタイピングスキルも向上するので、作業面においても大きな効果が期待できますよね。
3.情報のインプット量が増える
記事を毎日書くには、当然記事にする「ネタ」が必要ですよね。
ここではネタ収集方法は割愛しますけど、あらゆる情報を書籍やパソコンやスマホなどを使いながらかき集める作業をくり返すので、ネタ情報はもちろん自然と言葉や文章力も養える点は大きなメリットです。
4.達成感からモチベーションを維持できる
ブログを始めて間もない初心者の方でも、毎日更新を継続できる人は数えるほどしかいないという実感があります。それだけ凄いことですし、僕からしたら尊敬に値します。
そんな皆ができないことを達成している「達成感」というのは、やり切っている自分に対する自信や自己満足なども含めて、モチベーションは常に最高潮を維持しているはずです。毎日更新していた僕はそうでしたから。
ブログは「継続する」ことが何よりも非常に大切です。毎日更新をすることで、モチベーションが維持できるという内面に良い意味でリンクしてくれる効果があるので、間違いなくプラスに転じるメリットになりますよね。
5.記事を書く作業時間が短縮化できる
「ブログ記事を書く」という作業工程に慣れていくので、必然的に早く記事を仕上げられるようになります。
テキスト(文章)作成はもちろん、記事に使う画像の編集や各ツールなども使い慣れていけば時間短縮につながりますし、記事を書くための情報収集など検索エンジンで入力するキーワードも精度が上がっていきますし。
つまり「慣れ→時短」というメリットが手に入ります。
6.失敗も成功も数多く経験できる
若いうちは「どんどん失敗しろ!」とか「初心者のうちにたくさん失敗しろ!」と良く言われますよね。
ブログを運営する上でも、数えきれないほど失敗する経験があります。そもそも失敗って、失敗するかもわからなくて失敗して初めて「失敗」って認識することが多いですよね。(失敗ってうるさいけども;)
一方で成功する経験も多く積めます。目標としていたアクセス数が達成できたり、ブログから初めて収益が発生したり、目指していたことが達成するほどうれしくてモチベーションが上がることはありませんよね。
失敗も成功も、毎日ブログを更新する作業量があればかなりの経験値を積めます。
結果的に成長するのも早いですし、成功への道も早くなるって非常に大きなメリットですよね。
7.ブログ記事にするネタ思考が習慣化する
ブログを毎日更新するとなると、それこそ大量の「ネタ」が必要なってきますよね。僕の経験上、休憩中やパソコンに向かっている時間だけで探すのは困難かなと思います。
ではどうするの?
朝食の合間、通勤での移動中やちょっとした待ち時間、夕飯の支度中やお風呂に入っている時間など。いわゆる「隙間時間」をムダにしなくなります。記事を更新したくて仕方ない!って思考が行動に変化していきます。
記事のネタに限らず、ブログ全般に対する「愛のある思考」が習慣化していくので、これほど力強いモチベーションはないですね。
8.文章を書くことに楽しさを覚えていく
記事を毎日更新するって行動で、一番何がうれしいかって言えば読んでくれている人が増える(アクセス数アップ)ことと、ブログから収益が発生したことの喜びは大きいかなと今でも実感しています。
気持ちがノッてくると、脳から滑るように文章が発信されてくるようになってきます。これっていわゆる「快感」に近い「楽しさ」なのかなとも感じています。
また毎日記事を更新する習慣があると、逆に書かないことにストレスを感じてくるようになります。不思議と。脳が「記事を毎日更新する」という作業をルーチンとして習慣化されてくる感じです。
記事を書くことが楽しい!・・・このメリットは最強の何ものでもないですよね。
ブログを毎日更新することのデメリット
ブログを毎日更新することで、実は「デメリット」も存在します。
記事を毎日書いて更新できるなら、もちろん越したことはないです。ただ「記事」に対する正しい考え方をしっかり持っていないと、毎日更新しても結果を出せない日々が繰り返されてしまいます。
ぜひ以下で解説する2つのことを参考にしてください。
低品質な記事でブログ更新したら99%ダメ
毎日高品質な記事を更新し続けることこそ最強と言えますけど、正直ブログを本業にしていない限り極めて難しいことです。仮に徹夜で作業したとしても、1日置きが限界かなと。。
そこで「毎日更新」に重きを置いてしまっていると、必ず懸念されるのが低品質な記事の出来上がりです。
低品質な記事がブログに与える悪影響は、この後で詳しく後述しています。
ただ100%ダメと言えない理由があり、ブログそのものを始めたばかりの初心者の方なら書きたいことを書いて文章力を磨くという効果もあるため、期間や記事数限定で書きまくるって考え方もありです。
ただ注意してほしいのは「結果には全くこだわらない」ことが前提です。
高品質な記事を書くための作業をまったくせず、書きたいこと・伝えたいことを書きなぐるといった記事では、超レアなラッキーパンチがない限り誰にも読まれないし検索もされません。
ですので、検索需要のある狙ったキーワードで検索上位表示できるようになるまで書きまくる!といった更新手段も「1%」はありかなと思います。
ただブログは高品質な記事を更新することが大前提であることは理解しておきましょう。
結果が出ない悪循環から挫折する
低品質な記事を中心にブログ更新を続けた場合、価値のない記事を積み上げてしまい、ブログとしての価値も上がっていきません。
毎日粛々と記事を更新・・・一向にアクセス数が増えてこない・・・収益もゼロ・・・こんなことやっている価値あるのか・・!?と挫折してしまうケースが非常に高くなります。
挫折してしまったら、もうそこで試合終了です…。
結果を出すためにブログ更新するには、高品質でユーザーファーストな記事を書くことに尽きます。もうホントこれ。これだけです。
低品質な記事を書き続けることの先にあるリスク「挫折」には要注意なので、あくまで高品質な記事を更新しましょう。
アクセス数や収益につなげるブログ更新の正しい考え方
ブログを毎日更新するメリットを考えたら、絶対更新した方が良いでしょ!?って感じた方が多いですよね。もちろん毎日ブログを更新できることに越したことは絶対にありません。ただそれでも僕が更新を辞めた理由。
"ユーザーファーストに徹した高品質な記事が書けないから"
理由はたった1つこれだけです。
ブログは毎日更新しなくても良い理由
ブログ1本に没頭できる時間があれば、僕はたぶん1日中書き続けられる自信があります。
ですが、実際にユーザーの情報欲求に100%以上答えられる記事を書き上げるとなると、ありとあらゆる情報やデータや思考をめぐり巡らせる必要があるので、会社員というかたわら日常生活の中で必要とする時間を省くと「タイムオーバー」になってしまうのが正直なところです。
であればアクセス数や収益は少ないじゃないの?って思われがちですけど・・・
数日更新期間が空けた場合でも、アクセス数や収益が大きく落ち込む影響はまずありません。
ユーザーファーストに徹した高品質な記事は、数日更新を空けたからといって検索順位が落ちることはありません。逆に低品質な記事は、あっという間に落ち込みます。(僕の経験上)
また収益面では、僕の場合「物販」中心のため大きく落ち込むことは現状もありません。というのは、買うべき熱量の高い人にアクセスしてもらい販売する「高品質な記事」を書くことで、成約率(CVR)も毎日更新を辞めてからもほぼ変わりません。
なぜなら検索順位が落ちることが極めて稀だから。
高品質な記事はユーザーから支持されるため、必然的にアクセス数は安定し、ユーザー満足度を示す滞在時間や直帰率も高評価になり、Googleの評価も高い状態で維持されるので、結果的に検索結果で上位表示を維持できるという理由です。
大前提としてユーザーファーストに徹した記事を更新する
記事を毎日更新となると懸念されるのが「記事の品質」です。
記事のネタ、記事の執筆2点は必ず作業時間として必要ですよね。好きなように記事を書いたとしても平均して2時間程度はかかると思います。でもこれだけでは僕の経験上、高品質な記事に仕上げることは皆無と言っていいでしょう。
ユーザーに検索されない、検索結果に表示されないといった記事はブログ上必要のない記事になってしまいます。むしろ低評価記事をストックしているブログにも低評価をうけてしまう影響もあり、低品質記事は「リスク」にもなりかねません。
低品質記事は執筆時間のムダ・ブログ評価を落とすといったデメリットにしかなりえないのです。
高品質な記事を書く必要な作業
- 検索需要とボリュームを考えたキーワード選定をする
- 検索キーワードに隠された検索意図(顕在ニーズと潜在ニーズ)を徹底的に洗い出す
- 選定したキーワードで上位表示している競合サイトを調査する
- ②③の情報を整理して記事構成(アウトライン)を決めていく
- 記事に必要な画像を用意する
- 記事が完成したら2度3度までWeb公開前にチェックを入れる
ザッと挙げましたけど、最低でもこの作業を踏んで記事を作成しないとユーザーを納得させる記事は書けないと考えています。
ユーザーから支持される高品質な記事は、ブログの大きな財産となっていきます。
安定したアクセス数や収益を稼ぎ続けてくれるわけですから。さらにはブログへの信頼性も大きく上がりますし、他記事も読んでみたい!とさらにアクセス数は伸び続け、滞在時間や回遊率アップによってブログ評価も上がる。
あくまで理想論であるものの、高品質な記事はこれほどの効果をもたらしてくれます。
毎日高品質な記事を書けないのであれば日数を空けてでも書くことです。毎日更新することよりも、高品質な記事を書くことを大前提にしてブログを運営していきましょう。
ちなみにGoogleによる良質なサイトとしてアドバイスされた25の条件を確認しておくこともおすすめします。
Google思考良質なサイトを作るアドバイス
まとめ
ブログを毎日更新することで得られるメリットもたくさんありますけど、そのほとんどが「経験値」と「習慣化」です。
僕もブログ走りたての頃、毎日更新していた経験があります。でも結果的にアクセスは伸び悩み、当然のごとく収益につながることは極めてレアだったので、経験値と習慣化を身につける目的としては大正解でした。
ただ結果を出すために、良質で高品質な記事を更新すれば毎日ブログを更新する必要はないということです。
毎日更新しなくても、記事に対する評価が高ければアクセスもあるし収益にもつながるので、極論を言えば「低品質記事100<高品質記事1」という考え方でも良いです。
毎日記事を更新しているのに結果が出ない・・こういった方は、ぜひ「記事の品質」にこだわっていきましょう。