購入するリスクがあるから、テーマ選びの基準とか特徴とか詳細な情報を参考にしてからしっかり選びたい!
この悩みをすべて解決できる記事になりますので、ぜひご参考にしてください。
この記事の解説ポイント
- WordPressテーマはなぜ無料ではなく有料が良いのか?
- 有料テーマと無料テーマの違い
- 人気のWordPress有料テーマTOP10
- 有料テーマを選ぶポイント
- テーマをインストールする手順
- 有料テーマでよくある疑問点と回答
WordPressでブログやウェブサイトを立ち上げたら、まず準備しておきたいのが「WordPressテーマ(テンプレート)」です。
ただWordPressテーマは非常に多いので、どのテーマが良いのか迷うところ。
WordPressテーマは、テーマを選ぶポイントとウェブサイトにマッチしたデザインと機能をイメージして、取捨選択しながら選ぶことをおすすめします。
それでは見ていきましょう。
▶︎ WordPressは有料テーマが良い10の理由
WordPressテーマは無料テーマも数多くあり、優秀なテーマもあります。
ですが、数多くの無料テーマには「サポート」がないことが多く、いくら高機能であっても使いこなせないどころか使い方が分からなくなったら作業が止まることもしばしば。
つまり「サポートはございませんが、どうぞご自由にお使いください」というテーマがほとんどで、ブログやウェブサイトを初めて立ち上げる初心者の方は、かなりのタイムロスと作業量に苦戦してしまうはずです。
この他にも、有料テーマを選ぶべき理由が10項目ありますので、こちらも見ていきましょう。
有料テーマを選ぶべき10の理由
- サポートとメンテナンス
有料テーマは開発者によるサポートや、テーマを愛用しているユーザー同士のコミュニティーサイトを用意しているものが多く、問題や悩みなど迅速に解決できる。 - カスタマイズ性能
有料テーマはカスタマイズ機能が多く、自由度が圧倒的に高い。またテキストエディタでも、豊富な装飾タグを用意しているものが多いので「魅せるコンテンツ」を作成できる。 - デザイン性
先ほどの自由度の高いカスタマイズ機能を駆使すれば、初心者の方でもプロフェッショナルなデザインのウェブサイトが作ることができるので、ユーザーエクスぺリエンス(UX)の向上に期待できる。 - SEO最適化構造
現在の有料テーマには、ほとんどSEO対策されたさまざまな機能が備わっているので、Googleから高評価される優位性を持っている。(主なSEO対策機能とは、HTML5やCSS3の採用・レスポンシブデザイン・メタタグ機能・高速な表示速度・サイトマップ生成・SNSからの流入など) - セキュリティー強化
テーマのバージョンアップ(更新)は定期的に行っているものが多く、機能性の向上やセキュリティーにおいても安心して利用できる。 - 独自性
有料テーマは、それぞれ独自のデザイン性・機能に独自性があり、他のブログやウェブサイトとの差別化やブランディング力を上げられる。 - 使い方マニュアル
テーマのアップデート情報を迅速に通知したり、インストール方法やテーマに備わっている機能の使い方マニュアルをいつでも閲覧できるサイトを設けているテーマが多い。 - 利用ユーザー数
有料テーマによって利用ユーザー数は異なるものの、人気の有料テーマは利用者が多く、ウェブサイト上ではさまざまな情報が溢れているので、トラブル・疑問・悩みなどを解決できることが多い。 - 作業効率化
利便性の高い機能やタグ類、カスタマイズ機能など「10やることを1で出来る」といったさまざまな作業効率化が可能で、圧倒的に時間効率を図れる。 - マネタイズ機能
有料テーマはGoogleから好まれる構造なため、アドセンス広告の審査に有利であったり、特定の広告を1クリックで表示したり、表示場所を細かく設定できる機能が付いていることが多い。
優秀な無料テーマなら多少備わっている項目もありますけど、ほとんどが有料テーマにしかない項目なので、費用対効果を考えても有料テーマを選ぶことをおすすめします。
とは言え無料テーマで始めたい方もいると思うので、有料テーマとの根本的な違いも見ておきましょう。
▶︎ 有料テーマと無料テーマの違い
先ほどの有料テーマが良い理由と被る部分もありますけど、ウェブサイトを運営する上で重要な11のカテゴリー項目をピックアップして、特徴の違いをまとめてみました。
項目 | 無料テーマ | 有料テーマ |
---|---|---|
価格 | 無料 | 一定の料金が必要(数千円〜数万円) |
サポート | 限定的なサポート(フォーラムなど) | コミュニティーやマニュアルサイトがある |
更新頻度 | 更新が不定期 | 定期的な更新が期待できる |
機能 | 基本的な機能のみ | 高度な機能やカスタマイズが豊富 |
デザイン | シンプルなデザインが多い | プロフェッショナルなデザインが多い |
カスタマイズ | 限定的なカスタマイズ | 豊富なカスタマイズ |
SEO最適化 | 基本的なSEO対策のみ | SEOに特化した構造のテーマが多い |
パフォーマンス | 最適化が不十分なテーマが多い | パフォーマンスの最適化が施されている |
セキュリティ | セキュリティ対策が不安なテーマが多い | 定期的なセキュリティ更新が行われる |
ウェブサイトDEMO | ないことが多い | サンプル版をチェックできる |
商用利用 | 商用利用に制限がある場合がある | 商用利用が可能 |
もちろん購入費用がかかるので、これだけの差があって当然ですけど。
ただ無料テーマでも結果を出すこと(成功)はもちろん可能です。
ただ「時間がかかる」というデメリットがあり、最初から結果を出すための環境が備わっている有料テーマには敵いません。
ではさっそく最新データによる人気のWordPress有料テーマを見ていきましょう。
▶︎ 国産で人気のWordPress有料テーマランキングTOP10
2024年最新データに基づいた国産で日本語対応のWordPerss有料テーマを人気ランキングで紹介していきます。
第10位 STORK19
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
STORK19 | hTDESIGN合同会社 | 2020年6月 | 11,000円(税込) |
STORK19のテーマ特徴
- 国産のWordPress有料テーマの中では価格設定が低くリーズナブルで、カスタマイズ次第でプロが作成するようなデザイン性の高いウェブサイトが作れる。
- WordPressブロックエディタに対応しており、さまざまなショートコードにより直感的でスムーズな作業でコンテンツ作成が可能。
- デザインは柔らかすぎず堅すぎず、あらゆるユーザーにウケる綺麗で見やすい。
STORK19は2020年6月より販売開始されたWordPressテーマで、2024年現在すでに4年以上経過しているにもかかわらず、完成度の高さから人気が衰えない優秀なテーマです。
開発を手がけているのは、デジタルマーケッター松原潤一氏。
僕も参加していたSNSでのコミュニティーを運営しているほか、主に企業法人向けにコンサル事業も展開しているウェブマーケティングのスペシャリストで、「安心感」と「信頼性」がある業界でもインフルエンサー的な存在です。
このSTORK19は、有料テーマの価格帯が平均して15,000円前後である中で、販売価格は11,000円で購入できます。
またデザイン性が高く、ウェブサイトデザインは8種類テンプレートが用意されているので、自分好みのデザインからスタートできるところも魅力です。
と良いことばかりですが、1つ難点を挙げると「複数サイトに運用できない」という点。
1つのサイトに1テーマという利用条件があり、2サイト目を立ち上げる場合には追加購入が必要になるので、この点は注意しておきましょう。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | シンプルでどのジャンルにも合うデザイン。カスタマイズオプションが豊富で、色やフォント、レイアウトが自由に変更可能。 |
レスポンシブ | 完全にレスポンシブデザイン対応。モバイルやタブレットでも美しく表示される。 |
SEO対策 | SEOに最適化されており、クリーンなコードが使用されている。メタタグ設定も簡単。 |
表示速度 | ページの読み込み速度が速く、パフォーマンス良好。 |
サポート | メールでの問い合わせは無制限にサポート。マニュアルなどのドキュメントが設けているので初心者に優しい。 |
アップデート | 定期的にアップデートされており、新機能の追加やバグ修正、セキュリティーの保持が行われている。 |
互換性 | 多くの人気プラグインやWordPressの最新バージョンとの互換性がある。 |
機能 | 必要な基本機能はそろっており、スライダーやギャラリー、カスタムウィジェットが利用可能。 |
レビュー | ユーザーからの評価は高く、レビューも好評。 |
価格 | コストパフォーマンスが良く、機能に対して価格が安い。 |
デモサイト | デモサイトが用意されており、実際の使用感を確認できる。 |
ライセンス | 商用利用が可能なものの、1テーマにつき1サイトのみ利用できる。 |
第9位 Diver
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
Diver | 株式会社Labo | 2019年4月 | 17,980円(税込) |
Diverのテーマ特徴
- 国産WordPress有料テーマの中では価格設定が若干高めではあるものの、デザインが他のテーマと違いオリジナル要素が強い。
- 広告管理機能が豊富。記事最後尾に表示するCTAやLP作成も簡単。アフィリエイトサイトには抜群のパフォーマンスを発揮できる。
- 入力補助機能の便利さがエグいレベル。囲い枠・会話・吹き出し・グラフ・ランキング・ボタンなどなど1クリックで挿入できる。
Diverはデフォルトで切り替えタブ機能が充実しているので、ページ情報量を多く掲載できるメリットにより、ユーザー滞在時間アップやクローラーへ詳細な情報伝達によるSEO効果が見込める点が良き。
また広告もタグで一元管理できるので、記事に一発挿入できます。
僕は数あるアフィリエイトサイトで、デザインが気になったり、広告表示が自然でキレイであったりすると、どのWordPressテーマを使っているのかを知りたくなり調査するクセがあるのですが、結構な確率でDiverを使っている印象が強いです。
X(旧Twitter)では使用ユーザーから、広告に関するポストは「使いやすくて便利」という意見をよく見ます。
アドセンスの審査が楽だったのは「Diver」のおかげ!
アドセンスの広告審査に指定コードの貼り付けが必要だよね?
プラグイン入れたり、テーマいじったりする必要なし✨
アクセス解析に入れるだけ!
すごい楽😭
ほんとDiverのおかげで申請しやすかった…!https://t.co/K3qhRD5ByN
— あり👩💻フルタイムワーママ (@ari__kakei) March 31, 2019
DIVERは普通の有料テーマ2つ分くらいですね。そのかわり、複数サイトで使えます。
広告も複数を自動挿入できて便利♪— はた (@resortmiler) March 21, 2018
またライセンスは「複数無制限にテーマを使用できる」ので、特化ブログや商標サイトなど比較的複数サイトを運営したいジャンルを始めたいならピッタリなテーマです。
評価項目 | 評価内容 |
---|---|
デザイン | モダンなイメージでオリジナルデザイン。最初から選べるテンプレートデザインは12種類用意されている。 |
レスポンシブ | 完全にレスポンシブデザイン対応。モバイルやタブレットでもキレイに表示できる。 |
SEO対策 | SEO対策設計で検索エンジン最適化に適しており、特に構造化データのサポートが強化されている。 |
表示速度 | キャッシュ機能や画像最適化機能が備わっており、パフォーマンスは非常に高いレベル。 |
サポート | メールのサポートは無制限。またユーザー向けのFAQやチュートリアルも充実している。 |
アップデート | 若干遅れあり。(約1年未更新) |
互換性 | 人気のプラグインとの互換性が高く、WooCommerce(電子商取引プラグイン)との相性も良い。 |
機能 | 「入力補助」という機能が便利で使いやすく、圧倒的に作業効率が図れる。 |
レビュー | 広告に関する高評価が多く、デザインとカスタマイズが良いというレビューも多い。 |
価格 | 国産有料テーマの中では高めの設定。 |
デモサイト | デモサイトは多く、イメージから汎用性まで確認できる。 |
ライセンス | スプリットライセンス。※ライセンス所有者は複数サイトで運用できるも、第三者が利用する場合は「特別ライセンス」が必要。 |
第8位 Emanon Premium
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
Emanon Premium | 株式会社イノ・コード | 2020年8月 | 27,800円(税込) |
Emanon Premiumのテーマ特徴
- 国産WordPress有料テーマの中でも、数少ない多種多様なオウンドメディアやビジネスサイト向きのシンプルでキレイなデザインテーマ。
- 6種類のインパクトあるファーストビューや最大6カ国の多言語切り替え機能、離脱検知機能付きのCTAを搭載するなど国際的なサイトにも適している。
- 個人での利用者が少ないため、ウェブ上での情報が乏しい。またサポートは承認制で2営業日内での回答というレスポンスの悪さがある。
EmanonシリーズのWordPressテーマは、企業サイトやオウンドメディア向けに特化したデザインで、国産だとトップクラスのCMSです。
またブログとしての用途も優秀で、商標サイトや特化ブログなどのジャンルには、機能も含め最適なデザインです。
一番目を引くのはウェブサイトのヘッダー部分で、6種類のデザインパターンがあり、どれもウェブサイトをプロの方に依頼して作成したような魅力的なデザインなので、クオリティーの高さには驚きを隠せませんね。
TOPページヘッダービュー
また言語切り替え機能も驚きで、ウィキペディアのISOコード一覧(全世界の言語コード一覧)から、最大6カ国語の表示切り替えが可能。海外のオウンドメディアも簡単に対応できるウェブサイトが作れます。
一方で販売価格はかなり高めで、有料テーマの中でも約10,000円前後上乗せするような金額設定なのが唯一の難点ですね。
オウンドメディアで数十店舗や数百店舗という規模でウェブサイトを作るなら安く、個人ブログや特化サイトであると機能を持て余してしまい、結果的に高いイメージになることもあります。
ただテーマの完成度は非常に高いので、本気でウェブサイトを作り込む方にはおすすめです。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | プロフェッショナルでシンプルなデザインで、主にオウンドメディアや企業サイトに向いている。 |
レスポンシブ | モバイルファーストのアプローチを採用しており、完全にレスポンシブデザイン対応。 |
SEO対策 | CSSやHTMLコードはSEOに最適化された設計で、検索エンジンからのトラフィックを増やす要素がしっかり構造化されている。 |
表示速度 | 必要最低限のコード軽量化で、表示速度は高レベル。 |
サポート | 質問フォームからの問い合わせは無制限であるものの、レスポンスの遅さが目立つ。(返答まで最大2営業日を要する) |
アップデート | アップデート頻度はかなり多く、特にセキュリティーなど不安要素はなく安心して使える。 |
互換性 | メジャーで人気のプラグインはほぼ互換性があり、逆に口コミなどにもエラーが生じたようなコメントは見当たらない。 |
機能 | 必要な基本機能はそろっており、スライダーやギャラリー、カスタムウィジェットが利用可能。 |
レビュー | 特にデザイン性とカスタマイズ機能が優秀というコメントが多いものの「高額」というコメントも多い。 |
価格 | デザインとカスタム機能が優れてはいるものの、やはり初心者の方には一歩引いてしまう価格設定というイメージ。 |
デモサイト | デモサイトは2つ用意されており、最初に選べるデザインテンプレートは6種類ある。 |
ライセンス | 商用利用可能で100%GPL。複数サイトでも無制限に利用可能。 |
第7位 THE THOR
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
THE THOR | フィット株式会社 | 2018年3月 | 16,280円(税込) |
THE THORのテーマ特徴
- スタイリッシュでクールなデザイン。また着せ替えによるデザインテンプレートが9種類用意されている。
- 記事と記事をつなぐ内部リンクを自動で生成してくれる機能があり、内部リンク整備や戦略の手間をはぶき、SEO効果が期待できる。
- 初心者向けに動画チュートリアルやFAQなどのサポートがあり、さらにはSEO対策やマーケティングに関するコンテンツも用意されている。
発売当初は爆発的にヒットした有料テーマです。
今は落ち着きを見せていますけど、結局4年以上過ぎた現在にいたっても「優秀なテーマ」であるから売れ続けているのでしょう。
僕は3サイトメディア運営しているうちの1つはTHE THORのテーマを使用しています。
理由は「デザイン性の高さ」「豊富なマネタイズ機能とカスタマイズ機能」に尽きます。
まず特徴にもある通り、初心者の方に優しいデザインのテンプレートが用意されているので、ブログのジャンルに合わせたイメージ通りのデザインを選べられるのは嬉しい機能です。
また記事同士の関連性を自動検知して、内部リンクで繋いでくれる機能は非常に効率的です。
内部リンク構造を作る作業は立派なSEO対策戦略の一つですし、この作業は「手間がかかる」「忘れがち」になるので、非常に便利な機能です。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | 9種類の着せ替えテンプレートがあり、ブログのジャンルに合わせたイメージデザインでスタートできる。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応。 |
SEO対策 | 自動内部リンク機能はTHE THORオリジナル機能で、作業効率化とSEO対策に大きなメリット。 |
表示速度 | HTML5+CSS3の最新コーティングで、表示速度は非常に速い。 |
サポート | マニュアルやFAQの他に、SEOやマーケティング向けの動画も用意されている。 |
アップデート | 更新期間には若干ムラがあり、少なからず不安要素はある。 |
互換性 | 対プラグインはほぼ互換性があり。公式では「プラグイン不要」と謳っているほどの自信作。 |
機能 | カスタマイズ機能はかなり多く、コンテンツ作成はかなり楽しめると同時に、高いモチベーションでウェブサイト運営ができる |
レビュー | デザインの良さと初心者に優しいマニュアルサイトを設けていることが高く評価されている。 |
価格 | テーマインストールサポートまで付いての価格と完成度で考えれば安いと感じます。(僕が使っている印象として) |
デモサイト | 着せ替えテンプレート用デザイン9種類のでもサイトを見ることができるので、イメージは容易に判断できる。 |
ライセンス | スプリットライセンス。※ライセンス所有者は複数サイトで運用できるも、第三者が利用する場合は「特別ライセンス」が必要。 |
第6位 Snow Monkey
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
Snow Monkey | 株式会社モンキーレンチ | 2018年3月 | 16,500円(税込) ※サブスクリプション/年 |
Snow Monkeyのテーマ特徴
- 「パターンライブラリー」により、スタイリッシュでプロ並みのトップページを簡単に作成できる。
- Snow Monkeyのテーマ試用版を無料でダウンロードが可能で、ウェブサイト運営のイメージングができる。
- サポートフォーラムをアプリ(Discord)で展開しており、ユーザー同士のコミュニティーで相談や悩みなどが共有できる。
Snow Monkeyのテンプレートは基本的なデザインで、ブログや企業サイト、オウンドメディアなどさまざまなウェブサイトにマッチングできます。
またパターンライブラリーでは、さまざまなデザインのサンプルが用意されており、固定ページでトップページを容易に作成できてしまうところが嬉しいサービス機能です。
テーマのデザインもパターンライブラリーも、試用版をダウンロードすれば体験することもできるので、契約前にイメージすることも可能です。
と、ここまで良いこと尽くしでしたが、料金で致命的な変更が・・。
有料テーマでは、ほとんどが「買い切り」で販売されていることが多いのですが、このSnow Monkeyはサブスクリプション契約になるのでランニングコストがかかり、さらに2024年8月1日からサブスクリプション契約を解除すると、テーマを更新できないという変更がありました。
つまりサブスクリプションを解約しても、継続してテーマを最新の状態で使えていたものの、今後はテーマ更新してもらえないため、契約解除してしまうと永続的にテーマを使うことができなくなってしまいます。
テーマ自体はかなりクオリティーが高い反面、非常に残念な変更です。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | デザイン編集によるカスタマイズ機能が、他の有料テーマより非常に多く自由度が高い。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応。 |
SEO対策 | テーマ設定であらゆるSEO対策が可能。 |
表示速度 | 表示速度は非常に速い。テーマの構造上で余計なプラグインが不要というメリットもあり。 |
サポート | サポートフォーラムが充実しており、トラブルやエラー質問を開発者が解決までフォローしてくれることもある。 |
アップデート | 頻繁に実施されているものの、サブスクリプション契約解除後はテーマのアップデートができなくなる。 |
互換性 | 頻繁に行っているテーマ更新から、あらゆるプラグインと相性は良い。 |
機能 | 特に「翻訳プラグインとの相性が良い」ので、海外向けウェブサイト作成でおすすめできる。 |
レビュー | デザインの自由度が非常に高い・ブロックエディタとの相性が非常によく、作業効率が圧倒的との声が多い。 |
価格 | ランニングコスト型になるテーマなので賛否さまざまな意見があるが、初心者の方には敷居が高いと感じる。 |
デモサイト | 公式サイトの「ショーケース」に、テーマSnow Monkeyで絶賛運営中のウェブサイトを見ることができる。 |
ライセンス | 商用利用可能で100%GPL。ちなみに試用版はアップデートできないものの無期限で利用可能。 |
第5位 SANGO
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
SANGO | サルワカ | 2017年6月 | 14,800円(税込) |
SANGOのテーマ特徴
- 一目でわかる独創的で柔らかくシンプルなデザイン。全体的に可愛らしいイメージのデザインなので、特に女性に向けたウェブサイトにピッタリ合う。
- Googleが推奨する「マテリアルデザイン」を採用。マウスオン時にフワッと浮くデザインで、読者を飽きさせない居心地のいいウェブサイトが作れる。
- ブロックパターン配信サイト「SANGO Land」には、デザインやカスタマイズ例450種類以上あり、ウェブサイトをよりオリジナル感に仕上げられる。
WordPressテーマ「SANGO」は、とにかくデザインが綺麗で独創的なイメージが強いので、ウェブサイトを見た瞬間にわかるほどインパクトが強いテーマです。
特に女性向けウェブサイト(美容・ファッション・恋愛・婚活・健康・旅行・グルメなどなど)には非常にマッチングするし、見ているだけでワクワクするようなデザインが大きな特徴ですね。
また購入者に優しいマニュアルサイト(SANGO Landなど)も充実しているので、使い方などわからない問題も解決できるように環境を整えているのも良いですよね。
ひとつ残念なのは、2022年7月にテーマの大幅な再設計に伴い値上げしてしまったこと。おそらくWordPressのグーデンベルクに対応したコードの再設計でしょう。
それでも価格に見合うほど完成度は高いテーマなので、女性向けウェブサイトを始めたい方や運営している方には特におすすめできるテーマです。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | 優しく柔らかいイメージ。Google推奨の「マテリアルデザイン」も採用しており、ユーザーを飽きさせないデザイン。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応。 |
SEO対策 | さまざまな高速化機能が設定できることと、テーマ構造上Googleに好まれるコード設計がされている。 |
表示速度 | デフォルトで多くの機能があるため、専用プラグインをインストールなしで運営できることで、表示速度はかなり速い。 |
サポート | 既にサポートフォーラムに多くの質疑がアーカイブで残っているので、ここで解決できるほか開発関係者が直接回答してくれるケースも多い。 |
アップデート | かなりの頻度でアップデートしており、セキュリティー面も安心して利用できる。 |
互換性 | 頻繁に行っているテーマアップデートにより、さまざまなプラグインとの相性は良い。 |
機能 | グーデンベルク完全対応により、記事作成は直感的かつ効率よく作業できる環境がある。 |
レビュー | 圧倒的にデザインが良いとのコメントが多く、マニュアルが充実していることを共有するコメントも多い。 |
価格 | 値上げ前は11,000円という価格だったのが安く、値上げ後の14,800円でも安い印象がある。 |
デモサイト | 公式サイトにある「ショーケース」で、実際にSANGOで作られたさまざまなウェブサイトを見ることができる。 |
ライセンス | スプリットライセンス。※ライセンス所有者は複数サイトで運用できるも、第三者が利用する場合は追加でライセンスが必要。 |
第4位 AFFINGER6
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
AFFINGER6 | 株式会社オンスピード | 2020年11月 | 14,800円(税込) |
AFFINGER6のテーマ特徴
- スタイリッシュがありつつ柔らかさもミックスしており、どのジャンルのウェブサイトにも合うオールマイティーなデザイン。
- 使い方がわからないという問題が一切ないほどマニュアルサイトが非常に充実。ただ初心者の方は使いこなすまで若干難しいテーマ。
- AFFINGER5から愛用しているユーザーが多く、ウェブ上にはあらゆるカスタマイズや有効的な使い方などの情報が溢れているため、応用的な使い方も簡単にできる。
ちなみに、このブログはAFFINGER6で運営しています。
僕はこのAFFINGER6を5年近く使っていますが、テーマの機能としては「応用的な使い方の幅が広い」というイメージが強くあり、ちょっと抽象的ですけど「何でもできる」といった感想です。
また、さまざまなジャンルに合うオールマイティーなデザインなので、好みはあるものの「当たりはなくともハズレもない」という印象で、カスタマイズ次第でガラッと変貌させることもできるし、デフォルトのデザインでも十分なイメージを持っています。
カスタマイズに関しては、複雑すぎるほど出来ることが多いので、応用的なカスタマイズまで楽しみたいという方はおすすめです。
AFFINGER5からのグレードアップバージョンになりますけど、基本的な使い方や機能は引き継いでいるので、僕も含めて継続して利用しているユーザー数は多いため、ウェブ上に難しいカスタマイズや応用的な使い方などの情報が溢れており、よりハイレベルで使いこなすことが簡単な環境なのも魅力の一つです。
ただちょっと苦言。
公式サイトでは、オプションとして一緒にAFFINGER6専用のプラグインが販売されているのですが、かなり種類が豊富。どれも喉から手を出したいほど欲しいものばかり。
個人的には、いくつかのプラグインだけでも無料で提供してくれたら満点だったのに・・。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | スタイリッシュかつ柔らかさも兼ね備えたオールマイティーなデザインで、さまざまなジャンルのウェブサイトに合う。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応。 |
SEO対策 | SEO対策に影響する設定が多くあり、AFFINGER管理という設定メニューで簡単にセッティングできる。 |
表示速度 | 表示速度は国産の有料テーマの中でもハイレベルで、ユーザーにストレスを与えない設計が構造化されている。 |
サポート | ユーザーマニュアルサイトが非常に優秀で、使い方が若干難しいとの声はあるも、わからないという声はほぼ聞かない。 |
アップデート | アップデートの頻度は高く、セキュリティー面でも安心して利用できる。 |
互換性 | 頻繁に行っているテーマアップデートにより、さまざまなプラグインとの相性は良い。 |
機能 | カスタマイズ機能は異常なほど多い。ウェブサイトもコンテンツもかなり自由度が高い。 |
レビュー | 特にデータ(PV・CV)が上がったとの声が多い。SEOに特化した構造であることは間違いないと確信できる。 |
価格 | 特に異常なほど多いカスタマイズ機能、わからないことがないほど充実したマニュアルがある環境を考えると安い。 |
デモサイト | 着せ替えデザインが9つ用意されおり、それぞれスタートアップ時に選択することができる。 |
ライセンス | スプリットライセンス。※ライセンス所有者は複数サイトで運用できるも、第三者が利用する場合は追加でライセンスが必要。 |
第3位 JIN
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
JIN | 株式会社CrossPiece | 2017年11月 | 14,800円(税込) |
JINのテーマ特徴
- 美しいマテリアルデザインを採用し、全体的に柔らかみがありつつ心地のいいデザインで、女性向けブログに最適なデザイン。
- 開発者が有名なアフィリエイターであることから、収益化に特化した機能が多く、マネタイズ向けのテーマとしてもおすすめ。
- AMP(キャッシュによる爆速表示)には未対応であり、唯一の欠点。
テーマJINの開発者は、月間100万円以上の収益を稼ぎだした有名アフィリエイター「ひつじさん」が開発されたテーマで有名です。
柔らかみがある美しいテーマで、女性読者向けのブログやウェブサイトにマッチングするデザインなのが特徴。とはいえ男性をターゲットにしたウェブサイトにも違和感なくしっかりと対応できるデザインなのも魅力。
基本的な機能(SEO対策・速い表示速度・さまざまなタグ装飾など)は備えており、初心者の方でも使いやすいといったコメントが多いテーマですね。
また、アフィリエイトとして成功しているひつじさんが開発されていることで、収益化につなげるノウハウを機能としてしっかり継承されているため、マネタイズ力も高いパフォーマンスを発揮できるテーマです。
ただAMP(Google推奨のキャッシュによる爆速で表示できるコード改良機能)には非対応なため、表示速度に十分な対策を取れば、完璧と言っていいほど完成度の高いテーマです。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | 柔らかみと美しさが特徴で、さらにマテリアルデザインを随所に採用している女性読者向けのデザイン。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応している。 |
SEO対策 | さまざまなSEO対策設定がある中で、UI(ユーザーインターフェイス)により、ユーザーに対して使いやすさを追求した内部構造なのが特徴。 |
表示速度 | 国産有料テーマの中でもトップクラスの表示速度で、ユーザーにストレスを与えないコード軽量化を実現しているテーマ。 |
サポート | マニュアルやサポートフォーラムがあるほか、カスタマイズ依頼などもできるサービスを設けている。 |
アップデート | アップデートの頻度は高く、セキュリティー面でも安心して利用できる。 |
互換性 | テーマアップデートは頻繁に行われているので、エラーや不具合などの修正はもちろんうれしい追加機能や安全なセキュリティーにも配慮がある。 |
機能 | タグ機能が豊富。(BOX20種・マーカー2種・ボタン4種・表作成・ランキング作成など) |
レビュー | 特に女性利用者が多く、各パーツがかわいいとデザインに対するコメントが多く見られます(Xにて) |
価格 | 可もなく不可もなくというイメージ。しっかりと作り込まれたテーマなので高くはないし、かといって初心者の方には安くはないという感じですね。 |
デモサイト | 着せ替えデザインが12種類(一部有料)用意されおり、それぞれスタートアップ時に選択することができる。 |
ライセンス | GPLライセンスで二次配布は禁止。第三者が使用する場合は追加ライセンスが必要。 |
第2位 Lightning
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
Lightning | 株式会社ベクトル | 2014年7月 | 11,000円(税込) ※サブスクリプション/年 |
Lightningのテーマ特徴
- デザインは有料テーマ「Emanon」と同じく、企業サイトやオウンドメディア向けで、特化サイトのような専門的なウェブサイト向けのデザイン。
- テーマを無料で拡張できるプラグインも多数あり、ウェブサイトに合わせて強みのあるカスタマイズが可能。
- 公式サイト内で「ベクトレ」というさまざまなカテゴリーの無料オンライン学習サイトを受講できる(ライセンス購入者のみ)
ビジネス系やオウンドメディア向けのウェブサイトにピッタリなテーマ。
しかもコスパが非常に良い。サブスクリプションではあるものの、年間で11,000円(税込)というのは魅力的です。今やウェブサイトからの集客は当たり前の時代なので、しっかりとSEO対策で上位表示することができれば、費用対効果は絶大なものになるはずです。
また初心者向けにオンラインで学習(WordPressの運用方法・Lightningのカスタマイズやデザインの構築方法など)に参加できるサービスがあるのは、国産ではこのテーマしかないでしょう。
テーマLightningの細かい設定方法は、公式サイトよりYouTube動画で見ながら進められる環境を用意しているのも親切です。
特に中小企業のオウンドメディアには、コスパ重視でLightningがおすすめです。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | 柔らかみと美しさが特徴で、さらにマテリアルデザインを随所に採用している女性読者向けのデザイン。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応している。 |
SEO対策 | さまざまなSEO対策設定がある中で、UI(ユーザーインターフェイス)により、ユーザーに対して使いやすさを追求した内部構造なのが特徴。 |
表示速度 | 国産有料テーマの中でもトップクラスの表示速度で、ユーザーにストレスを与えないコード軽量化を実現しているテーマ。 |
サポート | マニュアルやサポートフォーラムがあるほか、カスタマイズ依頼などもできるサービスを設けている。 |
アップデート | アップデートの頻度は高く、セキュリティー面も安心できる。 |
互換性 | プラグインは、Lightning専用で開発されている無料・有料のものでほぼ完結できるので互換性は間違いない。 |
機能 | 特にカスタマイズ機能が充実しており、サイト構成など自由度の高いデザインを作ることができる。 |
レビュー | 公式の無料講習やLightning使い方マニュアルが充実していることで「使いやすさ」が圧倒的に多い。 |
価格 | 年間11,000円というのは、企業サイト・オウンドメディアを立ち上げる場合は破格値と言っても過言ではないほどコスパが良い。 |
デモサイト | 公式サイトで実際にLightningで作成されたウェブサイト87事例のデザインを依頼して、無料で作成してもらえる。 |
ライセンス | 100%GPL。1つのライセンスで複数サイトを無制限で利用できる。 |
第1位 SWELL
テーマ名 | 開発者 | 発売日 | 販売価格 |
---|---|---|---|
SWELL | 株式会社LOOS | 2019年3月 | 17,600円(税込) |
SWELLのテーマ特徴
- 最先端のデザインを感じさせる美しくシンプルなデザイン。ブログはもちろん、ビジネスサイトやオウンドメディアでも十分綺麗なデザインで作成できる。
- WordPressのブロックエディタに完全対応しており、特にエディタ機能は「楽しくラクに素早い作業」をコンセプトに改善を繰り返してカスタマイズされている。
- SWELLの使い方マニュアルが非常に充実しており、WordPress初心者の方でも簡単に直感的に好きなデザインをカスタマイズできる。
国産のWordPress有料テーマでは、トップの人気を誇っているのがSWELL。
僕は今までさまざまな有料テーマを使って検証してきましたけど、SWELLに関しては弱点がないほどに「本気でしっかりと作り上げているテーマ」という印象が強く、サポートフォーラムや使い方マニュアルも含めて、非常にユーザーファーストなテーマです。この点が人気のポイントでしょうね、間違いなく。
またシンプルなだけに使いやすさも抜群に良い。それでいて綺麗で美しいデザイン。
有料テーマに必須と言えるSEO対策・表示速度・レスポンシブ対応などは当然トップクラスなので、スタートから大きな力を得られます。
価格は平均15,000円前後より頭ひとつ抜けていますけど、コスパを考えればかなり安いと感じます。(実際に使ってみないと実感が湧かないと思いますけど)
このテーマSWELLに関しては、弱点やデメリットが見当たりません。
本当に完成度の高い優秀なテーマです。
評価項目 | 評価内容 |
デザイン | いわゆる「今どき」と言えるほど最先端で美しいデザイン。他の有料テーマと違い、古臭さは全く感じさせない。 |
レスポンシブ | モバイルファーストで設計されており、どのデバイスでもレスポンシブデザインで対応している。 |
SEO対策 | SWELL独自開発ののSEO対策プラグイン「SEO SIMPLE PACK」で、細かなSEO対策設定が可能。 |
表示速度 | 表示速度は国産有料テーマで「最速」を誇る。 |
サポート | WordPress初心者でも使いやすい環境がしっかり整っている(サポートフォーラム・マニュアルサイト) |
アップデート | 更新頻度が速い。新しい機能の追加はもちろん、WordPressのバージョンアップに合わせて更新しているので、不具合などもなく安心して使える。 |
互換性 | 頻繁なアップデートより、どのプラグインにもしっかり対応できる。(プラグイン側が古い可能性があるので注意は必要) |
機能 | ブロックエディタ対応で、直感的にコンテンツを作成できるエディタ機能が特に優秀。 |
レビュー | 公式の無料講習やLightning使い方マニュアルが充実していることで「使いやすさ」が圧倒的に多い。 |
価格 | 完成度が非常に高いため、この価格でも十分コスパは良い。 |
デモサイト | 着せ替えデザインは6パターン用意されている。カスタマイズ機能も充実しているので、簡単に自分好みのデザインに変更できる。 |
ライセンス | 100%GPL。1つのライセンスで複数サイトを無制限で利用できる。 |
▶︎ 有料テーマを選ぶポイント
WordPressで優秀な有料テーマ人気ランキングは理解できたものの、どれもあまり差がないほど優秀なテーマだし、結局どのテーマを選んだらいいのか迷うところ。
安い買い物ではないし、失敗したくないと思うのは当然です。
そこで、僕が今まで数々のWordPressテーマを使用してきた経験を踏まえてお伝えします。
テーマを選ぶ重要なポイントは6つあります。
有料テーマを選ぶ6つのポイント
- ブログやウェブサイトのジャンルに合うデザインのテーマを選ぶ
- テーマの使い方が初心者でも分かりやすいマニュアルがあるテーマを選ぶ
- カスタマイズ機能が充実しているテーマを選ぶ
- ユーザー同士のフォーラムやコミュニティーがあるテーマを選ぶ
- SNSで発信されているユーザーの正直なレビューを参考にする
- 1ライセンスでテーマを複数サイトに使い回しできるテーマを選ぶ
この6つの選ぶポイントで納得できるテーマを選ぶことが重要です。
それぞれポイントを簡単に説明していきます。
≫ ブログやウェブサイトのジャンルに合うデザインのテーマを選ぶ
WordPressテーマは、それぞれ独自のデザインがあります。
AFFINGER6とSANGOでは、デザインにかなり違いがあるので一目瞭然ですよね。
まずはウェブサイトはどういったジャンルなのか?読者は男女どちらが多いのか?年齢層は?といった、いわゆる「ペルソナ」を想定しておき、そのターゲットとなる読者が好みそうなデザインを選ぶのがポイントです。
WordPressはカスタマイズ性が高く、コード次第で自由にデザインを変化させることができるものの、軸となるテーマのデフォルトデザインは決めておく必要があるので、デザインはジャンルとペルソナに合わせて選んでいきましょう。
≫ テーマの使い方が初心者でも分かりやすいマニュアルがあるテーマを選ぶ
有料テーマでは無料テーマと違い、使い方マニュアルを用意しているテーマがほとんどです。
ですがマニュアルの内容が薄かったり、解説が難しかったりすると、やりたいことができず作業にかなり苦労するという苦い経験をしたことがあります・・。
特にWordPressを始めたばかりの初心者の方なら尚更です。
とは言え、詳しい使い方マニュアルは購入後に閲覧できるテーマがほとんどなので、僕が実際に使った経験で評価しておきます。
テーマ名 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
STORK19 | マニュアルは非常に詳しく、カスタマイズのサポートあり。 | |
Diver | 詳しいマニュアルがあるものの、初心者の方は若干難しいかも。 | |
Emanon Premium | カスタマイズに関する解説内容が若干薄い。 | |
THE THOR | 基本的な使い方はしっかり書かれているものの、細かいカスタマイズ内容の解説が薄い。 | |
Snow Monkey | 使い方・カスタマイズともに内容が若干薄い。 | |
SANGO | 非常に詳しく書かれており、初心者でもわかりやすく解説されている。 | |
AFFINGER6 | マニュアルは非常に詳しいものの、初心者には若干難しいかも。 | |
JIN | 非常に詳しい。初心者でも理解できるほどかみ砕いて解説されている。 | |
Lightning | マニュアル内容が若干不十分に感じる(カスタマイズ部分) | |
SWELL | 初心者でも非常にわかりやすい詳しいマニュアルで、サポートまであり。 |
ただ全部が使い倒しているレベルではないものの、テーマの使い方マニュアルはしっかり目を通しているので、実際に使ってみた経験や比較で総合したものを僕なりに評価しています。
ぜひ参考にしてください。
≫ カスタマイズ機能が充実しているテーマを選ぶ
WordPressテーマを選ぶ重要なポイントの3つ目は「自由度の高さ」です。
直感的にデザインやレイアウトができたり、カスタマイズパターンが多ければ理想的なウェブサイトを作れるので、このポイントはしっかり調べておきましょう。
公式サイトで解説されているカスタマイズ機能を参考にするのはもちろん、そのテーマを利用しているユーザーが多ければカスタマイズ関連のコンテンツや口コミ投稿も多く、中には応用的なカスタマイズ情報を投稿しているユーザーもいるので、人気上位のテーマは要チェックです。
≫ ユーザー同士のフォーラムやコミュニティーがあるテーマを選ぶ
テーマを所有するユーザー同士のフォーラムやコミュニティーは、テーマに関する情報はもちろん、マネタイズ情報やテーマの応用的な使い方などの情報があるので「いろんな学び」を得られる非常に大きなメリットがあります。
特に初心者の方は、このフォーラムとコミュニティーが充実しているテーマを重点に選ぶことをおすすめします。
≫ SNSで発信されているユーザーの正直なレビューを参考にする
特に注視して欲しいのは「X(旧Twitter)」で発信している口コミやレビュー情報です。
ここでは忖度なく正直な意見がみられるので、Xの検索に「〇〇(テーマ名) 良い」とか「〇〇(テーマ名) 機能」とか「〇〇(テーマ名) 評判」などユーザーからのポスト意見を参考にしてみましょう。
「AFFINGER6 機能」で検索
ワードプレステーマを『JIN』から『AFFINGER6』に切り替えました!
移行作業に半月くらいかかったけどようやく納得できる作りにできました。JINもよかったけどAFFINGERに変えただけでアクセス数が増えたのには笑った😂
細かな調整ができるのが自由度あって良い感じです。#ブログ #ワードプレス pic.twitter.com/KUoLyAVwdc— ゆもり| サウナ+ガジェットブロガー (@ohulog_ohuro) October 5, 2023
「SWELL 機能」で検索
おとなの時間です(笑)
SWELLのメインビジュアルのスライダーは、動画もスライドできるって知ってました?
FVのスライドでカテゴリを切り替え、それぞれの最新記事をスライド内のスライダーで表示させます。
新着情報はFVで完結です。
SWELLの標準機能とCSSだけで実装できます。#SWELL芸 pic.twitter.com/yQGVAxdbwq
— 鰥夫(ヤモヲ)🌊ブログデザイナー(仮) (@yamowo_claude) February 18, 2024
≫ 1ライセンスでテーマを複数サイトに使い回しできるテーマを選ぶ
僕がWordPressを始めた時期は、もちろんウェブサイトは1つから始めました。
ですが慣れていくうちに「複数のサイトを運営したい」という気持ちが強くなって、現在では3つのメディアを運営しています。
そこで重要になるのが「ライセンス」です。
テーマのライセンスは「100%GPL」と「スプリット・ライセンス」の2種類あり、それぞれテーマに対して使用する制限が異なるので注意が必要です。
100%GPLとスプリットライセンスの違い
100%GPLライセンスとは
WordPressテーマが構築されているコード(CSS・PHP・画像・JavaScriptなど)を、制限なく自由に改変することができるライセンスです。
また、その改変したテーマを再配布(有償または無償)することも可能です。
スプリット・ライセンスとは
ある特定の制限を有するライセンスです。
例えばPHPのみ自由に改変できるものの、その他画像やコードは改変不可(著作権あり)など。制限内容はテーマによってさまざまなケースがあるので、スプリット・ライセンスのテーマは注意が必要です。
このようにWordPressのライセンスは大きく2種類あり、テーマを活用していく上で、将来的な利用もしっかり考えて選ぶことは非常に大切です。
▶︎ テーマをWordPressにアップロードする手順
有料テーマをWordPressにアップロードしていきましょう。
手順は非常に簡単で、初心者の方でもスムーズに作業できます。
作業手順は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【最速で簡単】WordPressをインストールする方法
この悩みが解消できる記事になっていますので、ぜひ参考にしてください。 これからブログを始めたい方に、エックスサーバーを利用して最速で簡単にWordPressをインストールする方法を、分かりやすく丁寧に ...
▶︎ WordPressテーマに関するよくある質問
WordPressテーマを購入するにあたり、不安や疑問などの意見はかなり多く見てきましたし、購入する前や購入後に感じたこと・思ったことを経験からFAQにしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
プラグインがテーマに合う(互換性)かどうか調べるには?
有料テーマの更新が定期的に行われていれば、どのプラグインでも合うはずですが、万が一エラーやデザインの型崩れなどが生じた場合は、まずプラグイン同士の互換性が悪いかどうかを調べる必要があるので、無効化と有効化を繰り返してプラグインを特定し、結果的にそのエラー原因となるプラグインは利用せず、他の類似するプラグインを探すようにしましょう。
またテーマとプラグインでも同じ考え方で、テーマに合わないプラグインは他のプラグインを利用するようにしましょう。
テーマをアップロード後にエラーが生じたら?
慌てずに、一旦旧テーマに戻しましょう。エラーを起こす原因として考えられるのは・・・
1.サーバー側との互換性(特にPHPバージョン)に問題がある場合、推奨するバージョンに切り替える
2.WordPressのバージョン(古いバージョンの場合は更新する)
3.既存のプラグインとの互換性(一旦プラグインを全停止して一つずつ検証する)
4.念のためテーマが最新バージョンであるか確認(もし古いバージョンをダウンロードしていたら更新する)
この辺りが考えられるので、一つずつ検証して解消しましょう。
テーマの購入はクレジットカードのみ?
テーマ購入に対する支払い方法は、それぞれテーマ公式サイトの支払い方法を参照しましょう。PayPalやその他の決済方法があるテーマもあります。
テーマ購入後の返金は可能か?
返金対応がある有料テーマはないと考えて良いです。というのは、テーマそのものは「データ」なので、ダウンロードしてから返金というのは、テーマに限らずどの販売サイトも対応不可なはずです。
テーマの評価やレビューを確認するには?
一番多く投稿されているのはX(旧Twitter)だと思います。他にもウェブサイト上で「口コミ」「レビュー」などで検索したサイトを確認することもありますが、良いことも悪いことも正直に書かれている信用できる情報のみを参考にするようにしましょう。そのほかにも知恵袋系の悩みサイトにも掲載されています。
テーマの表示速度を測るには?
各テーマの公式サイトにある「DEMOサイト」の表示速度を測るのがわかりやすいと思います。表示速度の計測はGoogleが提供しているサービスGoogle PageSpeed Insightsで調べると良いでしょう。
テーマ購入前にしておくべき準備は?
レンタルサーバーと独自ドメインを準備し、WordPressをインストールしておけばテーマはいつでもアップロードできます。
テーマはアップデートされるとデザインなども変更されるの?
WordPressテーマは「親テーマ」と「小テーマ」の2つ用意されており、WordPress側で有効にするのは小テーマにします。
詳しくは割愛しますが、親テーマにはデザインやレイアウトなどを作るCSSコードが構造化されているため、アップデートで更新されるたびにカスタマイズした内容がリセットされてしまいます。一方で小テーマは、テーマがアップデートされてもカスタマイズ内容は維持されるので、アップデートのたびにカスタマイズする必要が一切ありません。
有料テーマ購入時に使える割引クーポンなどはあるのか?
割引など期間限定でキャンペーンをすることもあります。
情報を入手するには、各テーマ公式サイトで確認することや公式サイトのニュースレターを受信したり、SNSをフォローしたりすることをおすすめします。ただ逆に値上げをするパターンもあるので、購入するタイミングは気を付けておきましょう。
▶︎ まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
もうある程度イメージの中で決めた有料テーマがあるかと思いますけど、今回紹介した人気TOP10の有料テーマをもう一度比較表にしておきますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
テーマ名 | おすすめサイトジャンル | 総合評価 | 価格 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
STORK19 | ブログ、特化ブログ | 11,000円(税込) | STORK19公式サイト | |
Diver | ブログ、特化ブログ、オウンドメディア | 17,980円(税込) | Diver公式サイト | |
Emanon Premium | ビジネスサイト、オウンドメディア | 27,800円(税込) | Emanon公式サイト | |
THE THOR | ブログ、特化ブログ、オウンドメディア | 16,280円(税込) | THE THOR公式サイト | |
Snow Monkey | ブログ、特化ブログ、オウンドメディア | 16,500円(税込) | Snow Monkey公式サイト | |
SANGO | ブログ、特化ブログ | 14,800円(税込) | SANGO公式サイト | |
AFFINGER6 | ブログ、特化ブログ、オウンドメディア | 14,800円(税込) | AFFINGER6公式サイト | |
JIN | ブログ、特化ブログ | 14,800円(税込) | JIN公式サイト | |
Lightning | ビジネスサイト、オウンドメディア | 11,000円(税込) | Lightning公式サイト | |
SWELL | ブログ、特化ブログ、オウンドメディア | 17,600円(税込) | SWELL公式サイト |
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