ウェブサイトをあらゆる機能設定からSEO対策で最適化にするプラグイン「All In One SEO Pack」ですが、先日表示速度を改善する際にキッパリとアンインストールして削除。
プラグインAll In One SEO Packは、何せ「重い」というのが一番の難点で、さらにAFFINGER5に備わっている機能と重複する設定が多々あるため、結論「不要」というお話を詳しくお伝えしていきます。
WordPressテーマ研究家SHINです。
All In One SEO Packは、SEO対策としての機能がたくさん盛り込まれている優秀なプラグインなので、使用しているテーマによっては必要なケースはもちろんあります。
ですがテーマAFFINGER5には要らないというシンプルなお話です。
現在使用しているAll In One SEO Packをアンインストールした場合、飛躍的な表示速度改善が見られます(データをお見せします)ので、AFFINGER5ユーザーはぜひ勇気をもってAll In One SEO Packとお別れしていきましょう。
テーマAFFINGER5はAll In One SEO Packが不要な理由
理由は以下の通り。
- トップページSEO対策設定はAFFINGER5でも設定できる
- パーマリンク設定はWordPressで設定が可能
- Googleアナリティクス・サーチコンソールはAFFINGER5で設定
- トラッキングからユーザーを除外はGoogleアナリティクスで設定
- index・follow設定はAFFINGER5投稿画面で設定可能
- SNS各アカウントOGP設定はWordPressで設定が可能
- タイトルタグ・メタキーワード・メタディスクリプションはAFFINGER5が実装済
- サイトマップ機能はプラグイン「Google XML Sitemaps」を使用
重要なSEO設定やアカウント登録などは、WordPress設定とAFFINGER5管理設定でほぼ完結できますのでご安心を。
プラグインAll In One SEO Packを使用しない(削除)するだけで、表示速度が格段に改善できます。この点が最大のメリット。またデメリットになる要素は、あまり使うことのない機能が使えなくなるくらいです。
さらに言えば、All In One SEO Packをアンインストールしてから、記事の大きな順位変動もなく・・むしろ若干ですが上がっています。
では不要な8つの理由について詳しく解説していきます。
トップページSEO対策設定はAFFINGER5でも設定できる
まず1つ目は、All In One SEO Packと重複している設定「トップページのSEO設定」です。
トップページのタイトル・メタキーワード・メタディスクリプションは、それぞれAFFINGER5管理「SEO」内で設定できますので、All In One SEO Packが無くても十分SEO設定ができます。
パーマリンク設定はWordPressで設定が可能
All In One SEO Packでのパーマリンクは、タイトルタグを書き換える設定ができます。
この点AFFINGER5では、強制的にタイトルを書き換える設定が備わっているので、各投稿ページごとに好きなタイトルタグにすることが可能。よって不要な機能と言えますね。
Googleアナリティクス・サーチコンソールはAFFINGER5で設定
All In One SEO Packでは、Googleアナリティクス・サーチコンソールと連携(紐付け)する機能がありますが、AFFINGER5管理「Google・広告/AMP」のカテゴリ内でトラッキングコードを入力すれば、簡単に連携できます。
ちなみにAMP用のアナリティクストラッキングコード欄もあるので、AMPページ用の分析データも紐付けできます。
トラッキングからユーザーを除外はGoogleアナリティクスで設定
正確な分析データを取るために欠かせない「特定IPアドレス除外する設定」は、All In One SEO Packに機能が実装されています。
が、この設定もGoogleアナリティクスで簡単に設定ができます。
index・follow設定はAFFINGER5投稿画面で設定可能
All In One SEO Packでのindex・follow設定は、アーカイブや検索フォームや404ページなどで細かくnoindexにしたり、コンタクトフォームや連絡先などにもnofollowにすることができます。
細かく設定できるに越したことはありませんけど、正直そこまでSEOに影響しない部分ですので、気にしないレベルと判断していいと思います。
ちなみにAFFINGER5では、投稿ページや固定ページでindex・followを設定できます。細かな設定とは言えませんけど、そもそもあまり使用しない設定ですし、ページごとに設定できるレベルで十分ですね。
SNS各アカウントOGP設定はWordPressで設定が可能
SNSアカウント設定では、All In One SEO Packは「Facebook」「Twitter」の2種類のみ設定できますが、WordPressでは7種類アカウントが登録できます。
設定ではAll In One SEO Packは中小企業向けの高度な機能。一方でWordPressではアカウントのみ登録が可能。個人で運営するウェブサイトであれば、アカウントだけ登録できるOGP設定で十分ですよね。
タイトルタグ・メタキーワード・メタディスクリプションはAFFINGER5が実装済
投稿記事下にあるタイトルタグ・メタタグ・メタディスクリプションは、All In One SEO Packで設定できるものの、AFFINGER5でも記述が可能です。
今までAll In One SEO Packで入力していた場合、削除するにはAFFINGER5の入力欄に書き写ししなければいけません。記事が多いと大変な作業になりますけど、表示速度がグッと上がることを考えれば・・頑張りましょう!
サイトマップ機能はプラグイン「Google XML Sitemaps」を使用
All In One SEO Packには、サイト更新時に自動でサイトマップを生成する機能があります。
この機能だけはWordPressやAFFINGER5にも実装していないので、プラグイン「Google XML Sitemaps」で代用していきましょう。サイトマップの自動生成・検索エンジンへ通知するといった機能を持つので、必須なプラグインです。
All In One SEO Pack削除にあたり
これら8つの理由で、AFFINGER5を使用している場合にAll In One SEO Packは「不要」としました。
ちなみにAll In One SEO Packでの設定では、全くの空欄(デフォルト)のままである機能がたくさんあることも削除理由の1つ。使わない機能が実装されていて表示速度が落ちるというのは、僕の中でどうしても腑に落ちない部分でして・・・。
テーマAFFINGER5以外を使われている方や中小企業や店舗(ポータルサイト)などを運営する場合には、細かなSEO設定が必要なので重宝するものの、個人サイトでは機能が有り余ってしまうのが、正直な印象ですね。
All In One SEO Pack削除後の表示速度改善数値は?
さっそくAll In One SEO Pack導入時と削除後の表示速度を比較したデータをお伝えします。
表示速度結果
【All In One SEO導入時】モバイル速度:18 パソコン速度:47
【All In One SEO削除後】モバイル速度:32 パソコン速度:69
基本的に「遅い表示速度」というのは置いておいて・・・(苦笑)
モバイルでは「+14」パソコンでは「+22」という結果に改善しています。この飛躍的数値アップはかなり意外でしたが・・これだけ重くのしかかっていたとは思いもしませんでしたね…。
結果的に大幅な表示速度改善になりました。
AFFINGER5にはAll In One SEO Packが不要まとめ
AFFINGER5ユーザーであるなら「All In One SEO Pack」は、表示速度改善のためにアンインストール(削除)するべきです。
基本的なSEO対策機能はWordPressにもAFFINGER5にも実装しているので、大きな影響を及ぼすこともまずないはずです。むしろ表示速度改善によって評価が上がった事例ですから。
表示速度改善の一つ対策として、ぜひ参考にされてください。