アドセンス広告やASPバナー広告を、記事に自動で表示できる非常に便利なWordPressプラグイン「WP QUADS」の設定方法、使い方を解説していきます。
WordPressテーマ研究家SHINです。
記事へアドセンス広告やASP広告を表示する際、都度投稿ページ1つひとつに広告コードを貼り付ける作業って、わりと地味に大変ですよね。
この点を解消してくれるのがプラグイン「WP QUADS」です。
WP QUADSで出来ること
表示する広告コードは10個まで登録できる。
記事上・記事中・記事下やその他計9箇所へ広告を自動で表示できる。
表示したい広告をウィジェットへ追加できる。
また広告コードは「タグ化」して登録できるので、手動で投稿ページに挿入する場合も簡単な作業で設置が可能です。
非常に便利なプラグインですので、ぜひ活用してください。
WordPressプラグイン「WP QUADS」をインストール
まずプラグイン「WP QUADS」をWordPressにインストールしていきましょう。
step
1WordPressダッシュボードより「プラグイン」>「新規追加」と進み、WP QUADSと検索してAdSence Plugin WP QUADSと表記しているプラグインを今すぐインストールして、有効化しましょう。
WP QUADSの広告表示設定方法
このプラグインで出来る3大機能を、分かりやすく解説していきます。
1.表示する広告コードを10種類登録する方法
投稿記事・固定記事へ表示する広告を10種類まで選定して、WP QUADSに広告コードを登録していきます。
設定画面は全て「英語表記」になっているので、分かりずらい場合はページを日本語へ翻訳しておくと進みやすいです。
step
1WordPressダッシュボードより「WP QUADS」>「Ad Settings」へ進みます。
step
2設定画面トップにあるメニュータブの「ADS」をクリックして進みます。
step
3ADSタブを開くと、10項目広告コードを入力して登録できる画面に移ります。
Adの各項目をクリックすると、以下のような広告コードを登録する画面が表示されます。
広告コード登録は2パターン
アドセンス広告を登録する手順と、その他ASPバナーなどの広告を登録する手順が若干異なるので、各々登録する方法を分けて解説していきます。
アドセンス広告を登録する手順
まずアドセンス広告コードを登録していきましょう。
アドセンス広告コード登録手順
①まず「Adsence」へチェックを入れます。
②次に「Copy / Paste Adsence Code」をクリックし、立ち上がったウィンドウ内へ広告コードを入力します。
③次のTypeでは、「Fixed Size(固定サイズ)」か「Responsive(レスポンシブ)」どちらかを選択できます。
この設定以外に、縦横サイズを手動で設定できたり、表示位置(左・中央・右)も設定できます。
実際に広告を設置表示して、確認しながら調整することをおすすめします。
ASPバナー広告を登録する手順
次にASP広告やその他バナー広告を登録していきます。
ASPその他広告コード登録手順
①まず「Plain Text / HTML / JS」へチェックを入れます。
②次に、広告コードを下の枠内へ貼り付けます。
アドセンス広告以外のASP広告コードは、たったの2ステップで登録できます。
この広告は、固定サイズやレスポンシブ設定ができないので、あらかじめ広告コード上でサイズを調整しておく必要がありますね。
表示する広告の位置は、アドセンス同様に選択が可能です。
2.指定した場所へ広告を自動表示する
WP QUADSで出来る2つ目の機能は「広告の自動表示」です。
具体的には記事内の指定した9箇所に登録した広告を自動で表示することが可能です。
細かな設定が可能なので、ひとつずつ見ていきましょう。
step
1「Limit Amount of ads」では、1ページ上で表示する広告数を限定することができます。現在アドセンス規約では、広告表示数に限定はないので「Unlimited(無制限)」で大丈夫です。
step
2「Position」では、広告を表示する場所を設定していきます。
各設定解説
- 広告を表示させる場合に、左側にチェックを入れます。(ON・OFFと一緒ですね)
- 記事上・記事中・記事下・タグ化広告・最後の見出し後・指定見出し後×3・指定画像後の計9箇所それぞれに広告を表示する設定をしていきます。
- 指定見出し後×3・指定画像後で、見出しや画像が指定数に満たない場合、強制的に「記事下へ広告を表示」します。

全ての記事に表示できる設定なので、広告を貼り付ける作業は圧倒的に効率が良いです。
step
3「Visibility」は、広告を表示するページを指定します。
メモ
- Homepage・・・サイトトップページ
- Categories・・・カテゴリーページ
- Archives・・・アーカイブページ
- Tags・・・タグページ
- Hide Ad Widgets on Homepage・・・ホームページで広告ウィジェットを隠す
- Hide Ads when user is logged in.・・・ユーザーがログインしているときに広告を隠す

下2つのチェックは任意ですけど、チェックは外しておくことをおすすめします。
step
4「Post Types」は、post(投稿ページ)・page(固定ページ)どちらかを選択します。ここでは「post(投稿ページ)」を選択しておきましょう。
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5「Hide Ads From Ajax Requests」は、無料ブログなどにある自動広告表示を優先する場合にチェックを入れます。WordPressユーザーには関係ないので、チェックは外しておきましょう。
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6「Quicktags」では、記事投稿でのテキストモードへタグパネルを追加するかを選択できます。ここはチェックを入れておきます。
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7「ads.txt」は、アドセンス広告のテキストを自動でファイル化してくれます。ですが、ファイルとして必要ない場合はチェックを外しておきましょう。
アドセンス広告やその他広告設定は、この設定で完結できます。
最後に「変更を保存」をクリックして、実際に設定した広告種類・表示場所に間違えがないか確認していきましょう。
3.表示したい広告をウィジェットへ追加
投稿ページや固定ページで表示する広告とは別に、ウィジェットに追加できる広告も10種類登録できます。
step
1WP QUADS設定から「WIDGET ADS」のタブを開くと、10種類ウィジェットを登録できるリストが表示されるので、それぞれ登録していきましょう。
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2広告の登録は、先ほどの記事などに表示する広告と同じ要領で、アドセンス・その他広告のコードを入力して「変更を保存」で登録していきます。
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3登録をして「外観」>「ウィジェット」へ進むと、「AdsWidget(WP QUADS)」という名のウィジェットが追加されています。ウィジェット内で選択できる表示場所に広告を設置できます。
まとめ
アドセンス広告を中心にその他ASPで取り扱う広告も、コード登録をするだけで設置場所を選んで表示できる優秀なプラグインです。
このプラグインを知らずに、各記事に手動で広告コードを貼り付けてしまっている場合は、削除する作業が伴いますけど、今後自動で表示できる「作業時間」を考えたら、導入するべきですね。
また「WP QUADS PRO」という有料版もあり、こちらではAMP対応の広告も登録できます。
広告表示を管理する優秀なプラグインなので、ぜひ活用してみて下さい。